disaruto さんの感想・評価
4.1
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
いつから頭脳戦だと錯覚していた?
制作はMAD HOUSEで原作はライトノベルです。
ジャンルはバトルファンタジーです。
「」(空白)はあらゆるゲームで全戦全勝する天才ゲーマー。
「」はチェス勝負を挑まれ、辛くも勝利したその時、「生まれてくる世界を間違えたと感じたことはないか」とのメールを受け取る。
「」は現実を「クソゲー」と称し、メールの送り主テトは「」を自分の世界へ召喚する。
その世界は、すべてがゲームの勝敗で決まる世界だった…。
最近多い“異世界に飛ばされちゃって、そこで生活しちゃいます系”の作品。
そんでもって“俺TUEEEEEEEE!!!!!!系”でもあります。
私は作品タイトルから、“頭脳系”ゲームが中心と勝手に想像していました。
始まってみたら、意外とそうでもないのです。
ハッタリや運動神経が重要視されるゲームもある。
もちろん頭脳戦はあるし、熱い絆(百合風味)や、燃える(萌える)展開もある。
続編前提の終わり方ですが、伏線の回収も上手いし、文句もそんなにない。
無駄キャラがいない。
ついでにOPも良い。
深夜アニメ的な表現(パロ・エロ・萌え・厨二)に多少の慣れがあれば、非常に間口の広い作品かと。
“超健全空間”で笑ってしまった私に、エロを否定する権利は到底ないのです…。
豚的にも作品的にも、ステファニー・ドーラ(ステフ)が良いキャラしています。
いわゆる狂言回しに該当するキャラですが、良い感じにポンコツで嫌味が無い。
下記するゲームの勝敗にも、大きく関わっているのもいいっす。
彼女の純真さや直情さは、殺伐とした日々を過ごす私にとって清涼剤でしたよw
本作の最も懸念される点は、「頭脳戦を期待したら、頭脳戦じゃなかった」でしょうね。
私もそうでしたし(ステフにブヒっていたら、そんなの忘れていた)。
そもそも、固定観念を持って作品を見ている時点で私の負け。
私は頭かたくて、この世界じゃ恐らく勝てませんw
あと個人的な話ですが、色彩がビビットで目がチカチカしましたw
以下、ゲームに関する短い感想。
[チェス]
{netabare}本作で最もダメだと揶揄される勝負ですねw
1、2話がとても良かっただけに、私も拍子抜けした感があります。
でも本作の核である「ルールを理解し、裏を突く」を体現している点は良い。
本作の全体的な方向性も示しており、悪くはないかなという評価です。
まぁ、演出がちょっと寒かったかなw{/netabare}
[しりとり]
{netabare}天使(姫)との頭脳バトル。
これは文句なしの出来でした。
細かい理論(特に化学)は文系なので知りませんw
このゲームの肝は「ルール設定を“理解”する点」にありますし、そこは重要ではない。
終戦時のステフ「死にましたわ(怒)」に萌えたのは私だけではないはず。{/netabare}
[FPS]
{netabare}作画が良かったし、熱かった。
それに尽きるw
ポンコツステフがやっぱり大活躍で、終戦時に変な声が出たw
私はロリコンじゃないから、いづなちゃんには惹かれないぞ…。{/netabare}
総括して、頭脳戦はそんなに期待しないでくださいw
でも、勢いのあるバトル(非殺傷)ものとしては、評価できる面白さでした。
やっぱりアニメは、“引き”と“演出”だなと再認識。
二期、期待していますワン♪
以下、くぎゅうについての見解。
{netabare}絶対釘宮さんは、ショタキャラの方が良いと思うのですよ…。
釘宮病(ツンデレ)作品をあまり見てないため、そう感じるだけかもしれませんがw{/netabare}