スカルダ さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
説明不足
原作は未読だが、せっかくの原作が台無し。
いきなり話が展開され、いきなり話が終わる。
全体的に構成が酷い。
特に序盤が悪く、
制作体制に何らかの問題があったと思わせる部分が・・・
A-1 Picturesは2014年にブラック企業大賞を受賞しているようで・・・
アニメ業界って大変ですね。と裏の事情が垣間見えた。
一番気になったのは、タイトル。
「新世界より」と言えばドボルザークの交響曲第9番。第4楽章まである。
「家路」「遠き山に日は落ちて」で知られる第2楽章はあまりにも有名。
しかし、家路は第2楽章の主部を編曲しているので原曲とは異なる。
「と〜おき〜や〜まに〜」
と、最初の数秒で愕然とした。
これでは、「新世界より」ではなく、「家路」である。
馴染みやすい曲が多いので、4楽章全て聞いても全然飽きない。
第1,2,3楽章は伏線だ。
第4楽章で全ての伏線を回収する完璧な物語である。
「家路」だけじゃ伏線だけで終わってますよ。と。
独特の世界観を作るために、専門用語が多用される。
小説なら漢字で補える部分もあるだろうが、
アニメである以上何らかの工夫は必要だったように思う。
後半ぐぐっと引き込まれるが、
原作に助けられている部分が多い気がする。
シナリオ自体は面白いのに、なんだか残念。
{netabare}最後のカットが自虐的で泣ける。
「想像力は全てを変える」
想像力足りなすぎて台無しです・・・{/netabare}