moaimoai さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
れんちゃんの行動・ヘアアレンジなど女性同士の描写
作者の方が女性と知り「やはり」と納得
れんちゃんのキャラクター、行動は男性作家が男性需要に向けて描く「テンプレの萌え」とは明らかに異なる。
単純なテンプレだと相方のひびきちゃんがツンデレ色を前面に出してるから、陰陽の関係でれんちゃんは対照的なキャラクターとして描いてる"だけ"なことが多い。勿論それは面白いのだけれどビジネス(お店とか)以外のリアルな日常でこのキャラクターはあまりにも淡泊。良くも悪くも「2次元」でのキャラクター。
「ツンデレ」「強烈な天然(ボケ)」「超ネガティヴ」など…、一目見て分かるようなキャラクターの色を濃く(「ツンデレ!!」など単色で統一)すればするほど悪く言うと観る人・関わる人にその色を「押し付ける」息苦しさがある。実社会だと人との距離感は十人十色でその時々によっても変化していく。
エンターテイメント作品として観る分には楽しめるが、「人工的で不自然」と感じてしまう部分が人によっては出てしまう。
れんちゃんの行動(ギャグ以外)はリアルな日常の中で小さな「変化に気づく・察する人」の行動。
4話の最後でさりげなくカメラに収めてくれるのを始め※、何より毎回、てるてる坊主だったり、カラオケに誘ったりとあまりに流れの中に溶け込んでいるので、周りも気にせず(変に気を使わずに本題に取り組める)流してしまう程自然な形で3人に協力したりするのをみて
「ツボ押さえてるなー、、これはモテる(笑)」とニヤつく。笑
※訂正:4話でひびきちゃんの変化に気付きつつ優しく微笑むのを始め
7話のはなこ家へお見舞い行って、女の子同時でヘアアレンジするのは結構新鮮。只、コスプレ寄りのヘアアレンジ・衣装だったけど…笑
大部分は萌え・ギャグなのだけれど、こうしたリアルな日常描写は個人的には好印象です。