keylove さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
どちらかの要素に絞ってほしかったな。でもメガネっ子と京アニ好きなら観てもいいかも。
これはラノベ原作の作品ですね。
京アニだからというか、(まあ京アニだっていろんな監督やらキャラデザ監督さんがいるんであって、それによって絵も違うわけですが)
キャラデザはすごく良かったです。
京アニのキャラデザが良いっていうのは、ヒロインだけを可愛く見せるんじゃなくて、男子の魅力も素晴らしいってところですね。
この作品もそうでした。
そして、メガネっ子がテーマになってます。
もうイヤってほどにメガネ推しです。
僕はメガネ属性ありますので、それには大きな期待を抱いていましたし、観た後での感想もすこぶる良いです。
ヒロインに関してはですよ。
ただ、この作品は題名からもどういう物語なのか想像できないし、パッケージからも見て取れない。
もちろん公式を見ればわかるんでしょうけど、それもしてなかったので、ストーリーや設定に関しては正直、裏切られた感がありました。
こういう設定にしちゃったら、苦手な人はせっかくメガネっ子やその他の可愛いヒロインに惚れちゃってるのに、純粋にそれを楽しめないじゃない?
ってなりますよね。
何が言いたいかというと、バトルはいいんです。
それはどこにでもあるでしょう。
ただこれ
{netabare}
メインヒロインが戦う時の武器が自分の血液を形態化したものなんですよね。
まさにデッドマンワンダーランドの世界そのものです。
いや、こういう武器設定もありきたりなのかもしれませんが
僕は血がポタポタ落ちて、ましてやそれを武器にして戦うなんていうのがものすごく苦手なんです!!!
もう血の気が引くんです。
{/netabare}
という、万人に受けないだろうなって設定なので、それが残念でなりませんね。
そして、相手はいったい誰なんですか?
ってこともちょっと。
{netabare}
いや、バトルしてる相手はいるんですけど、はあ・・・それでその見返りがFFやよくあるRPGでおなじみの結晶みたいなものになっちゃってて・・・。
それでいて実はかなりシリアスな展開になっちゃって。
でもってラスボス的な人物は実は身内だなんて。
そりゃないでしょ?
って思っちゃいました。
{/netabare}
バトルもので出来が良くないものって、何のために戦うの?
とか、そういう都合が良い設定ダメでしょ。
的なものだと思うんですが、まさにこの作品はご都合主義満載でしたね。
で、名瀬家の長女の泉さんに対して思ったのは
{netabare}
こういうキャラクターバランスなんだったら、もう桁違いの化物のような強さを見せてよ!
ってことでした。
これは続編がありそうなので、そちらではそうなのかもしれませんが、それが消化不良でした。
圧倒的で桁違いなのに戦わない。
それがかっこいいんじゃないですか!
って、個人的な強い人の像を押し付けてみました。
{/netabare}
で、そのキャラですが、それは本当に良かったです。
メガネっ子と黒髪ロングで悪いわけないんですよ☆
では紹介しておきます。
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神原 秋人(かんばら あきひと)-KENNさん
本作の主人公の高校二年生で、不死身の半妖という、ある意味で最強の存在。
メガネっ子が好きで、正当な女子はメガネをかけているのが当たり前、メガネをかけていない女子は女子ではないというほどのメガネふぇち。
cvのKENNさんは、宇宙兄弟、寄生獣 セイの格率、アルスラーン戦記、などで活躍されています。
栗山 未来(くりやま みらい)-種田梨沙さん
メガネをかけたドジっ子の高校一年生で、血液を自由に扱うということから忌み嫌われてきた一族の末裔。
境界の彼方を終焉させることができる唯一の存在。
cvの種田梨沙さんは、新世界より、きんいろモザイク、ご注文はうさぎですか?、など多数で大活躍されています。
名瀬 博臣(なせ ひろおみ)-鈴木達央さん
大地主であり異界士の業界でも名家の名瀬家の長男で、空間を操る能力を持つ。
極度のシスコンで、女子とはすなわち妹のことである。
というほどに妹を溺愛している。
cvの鈴木達央さんは、そらのおとしもの、バカとテストと召喚獣、だがしかし、などで活躍されています。
名瀬 美月(なせ みつき)-茅原実里さん
名瀬家の次女で黒髪ロングの高校二年生。
異能の力はそれほど強くない。
兄のシスコンにはいつも冷たい態度をとっているものの、いざという時には頼りにしている。
cvの茅原実里さんは、涼宮ハルヒの憂鬱、らき☆すた、咲-Saki-、など多数で大活躍されています。
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ここまでにしておきます。
この作品で改めて種田梨沙さんの演技は幅が広いなあ!
って感心してしまいました。
あらゆる役をこなしてしまいますね。
それと、オープニングテーマが素晴らしいんですが、それを美月役の茅原実里さんが歌っているのも素晴らしかったです。
オープニングテーマ「境界の彼方」
作詞 - 畑亜貴 / 作曲・編曲 - 菊田大介 / 歌 - 茅原実里
エンディングテーマ「Daisy」
Created by STEREO DIVE FOUNDATION
イメージソング「NO LINE」
作詞 - 畑亜貴 / 作曲・編曲 - 菊田大介 / 歌 - 茅原実里
挿入歌「約束の絆」(第6話)
作詞 - 小田倉奈知 / 作曲 - 俊龍 / 編曲 - 高橋諒 / 歌 - 妖夢討伐隊[栗山未来(種田梨沙)、名瀬美月(茅原実里)、新堂愛(山岡ゆり)]
チェックする価値あると思いますよ。
総じての評価としては、ストーリーはこういうの必要ないと感じました。
あにこれの評価が高いので、こういう展開も良いとの意見が多いのでしょうけど、僕は先に述べた理由もあり、ちょっと不満が残りました。
ただ、京アニらしい作画は見ていて気持ちがいいですし、クオリティーを感じました。
そういうのを望むなら、観てもいいと思います。
ただ、万人に勧めませんし、期待を裏切られても知りません。
いじょう、ありがとうございました。