ハヤブサ さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 5.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
AquaTerrarium
この作品の作画‥素晴らしい‥完成度の高さに驚きました。(正直AIRの海の方が好きですが‥とにかく海が眩しい)
全体的に音楽もよかったです。個人的に惹かれたのはやなぎなぎさんのAquaTerrarium(水陸混合のすみか)でした。「好き」と繭とデトリタスが、作中の届かない気持ちの心情とマッチしてると思いました。いい仕事されますね〜
作中でお気にはさゆちゃんですね。要への告白シーンがよかったです。それまで、4人が素直になる事を恐れている均衡と私が抱えていたじれったさを破ってくれました。
もう一人は紡‥光に「まなかがお前の事好きだから一緒にいてやれ」と言われて断ったところもナイスボーイでした。同時に、背いた紡に飛びかかる光に、正直ガッカリしたのも事実です。中学生だから仕方ないのかもしれないけど‥自分の理を押しつけるだけのエゴイストでした。
‥は置いといて、5年間、光達が目覚めるまで、ちさきへの想いは繭にしていたんですよね。本当にちさきの気持ちを大切にしたかったんだなと伝わりました。‥そう感じたからこそ、ちさきの2人への対応は、感情移入できないものを感じました。
4人は変わらないって光がちさきへ言ってたのに‥ちさきが「私だけ幸せになっちゃいけない」って気持ちを押し殺して、紡と要を苦しめていたのは、私も困りました。残酷な優しい嘘でした‥4人の関係が崩れるを恐れ、真を隠す様子には、繋がりの薄さを感じてしまいました。信頼できる仲間なら、素直にさゆちゃんの様に(特に要に)伝えて欲しかったです‥まぁ要はさゆちゃんいてよかったけど‥
‥と思いながら最終話
光が以前言った「誰かを好きなるのってダメだって、無駄だって思いたくない」って思い出してくれてよかったです。と同時にギスギスしてる4人を成長させたのって、美海とさゆと紡だったなとしみじみ思いました。
‥ともかく、最後は4人が、表裏なく「好き」に素直になってくれてよかったです。
‥綺麗な海の街から陸にあがった少年達とその周囲が、5年間の想いの繭を挟みながら、大昔から海を包むデトリタスに触れながら、恋をして成長していくストーリーでした‥
美海の事は、こんな素敵な女の子だから、きっと光よりもいい方見つかるよと思うことにします。