蒼い✨️ さんの感想・評価
2.4
物語 : 1.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 1.5
キャラ : 2.0
状態:観終わった
揺れまくるアニメ。
アニメーション制作:AIC
1989年7月に発売された全1話のOVA。
【概要】
浮遊城バルキサスを拠点に圧倒的な武力とモンスターの軍団を背景に世界を蹂躙して、
覇王になる野望を抱く男、金の勇者バロール。
彼は、銀の勇者の娘レムネアと青銅の勇者の青年メッシュを捕らえて勇者の力を奪って我が物にしようと、
それぞれの故郷を火の海にして虐殺をします。
レムネアは、故郷を滅ぼして両親の仇でもあるガーディン(バロールの部下)を捜す旅の途中に立ち寄った街で、
ガーディンに出会い挑むも敗れ、街を支配する奴隷商人ブーアンに囚われます。
金・銀・青銅の勇者の運命はどうなっていくのか?物語は3人の最終決戦へと向かっていきます。
【感想】
うるし原智志、よしもときんじ。
肉感のある美少女を描くことでは定評のあるふたりのベテランアニメーターが、
原作者として3年間を費やして制作し、23歳の若者だったときに世に出したアニメ。
ジャンルは、ヒロイックファンタジーですね。
とりあえず、思ったことを箇条書きにします。
・単に製作者がプルンプルンと揺れる○ッパイと白いお尻を描きたくて作っただけのアニメ。
エッチなのが好きな人にオススメなプルンプルン天国。
・ファンタジー=ビキニアーマーの女戦士という認識の時代のアニメ。
とにかく肌の露出が多いですね~。男も筋肉ムキムキで露出しまくってますし。
・胸っていうか先っちょ描くの好きなんですね…製作者の人たち。一応全年齢向けなのに、おかしくない?
・昔のアニメのチンピラや悪党の描き方って北斗の拳を引きずってますねww
・あと、ヒロインが串刺しにされる流血シーンが存在していてリョナラー向けでもあります。
・とにかくシナリオが薄い。構想3年でシナリオがこの程度なら、
オリジナルアニメを作ろうと思わないほうが良いですよね。
・声優が無駄に豪華。なんでこんな役にこの人が?というのが多数。
・フリーザ様やバイキンマンで有名な中尾隆聖が、主人公の仲間で影の薄い青銅の勇者メッシュ(イケメン)
・女の子を催眠術かなんかで洗脳して裸に近い格好で大量に侍らせて玩具にしてる、
奴隷商人の汚いエロオヤジが大塚周夫。
・その部下のスケベなチンピラA/B/C/Dが石塚運昇、玄田哲章、大塚芳忠、佐々木望!
↑このアニメで一番笑ったところがそこww
極黒の翼バルキサスを観たストレートな印象は、このアニメにはテーマ性も心理描写も全く無くて、
女の子のエロいシーンを描きたいアニメーターが自己満足で作った単なるエロアクション動画であって、
ストーリーがあまりにも薄すぎるという事実。
(エロが悪いって言うよりエロがあってもクロスアンジュみたいな面白いアニメもあるので作家としての実力の問題)
↑と思ったら、よしもときんじ氏はクロスアンジュに参加してますし特定の分野では高名なアニメーターなのですね。
うるし原氏も禁書目録など様々なアニメに参加していますし。
今時のアニメはラノベファンタジーが原作でも世界設定など細部にこだわって作家としてプロの仕事をしているんだなと、
1989年に発売されたこのアニメと比較して再評価の材料になった!
それだけが、私がこのアニメから得た唯一の収穫でした。
これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。