りくりく さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
少年期
不登校だった少年は不思議な人形との出会いから少しづつ変わり始める。
本作品の一番の魅力はやはり人形たちの個性の強さ、その掛け合いの楽しさである。どこか大人びている人形達はしかしながら子供のような無邪気さを持ち合わせており、そこに好感が持てる。
少年を取り巻く環境はその性根が呼び寄せるものか、優しさに囲まれている。その優しさが幸せを呼び寄せ、そして時にはひどく傷つける。
そんな優しさの微笑ましさと脆弱性の同居が少年期の不安定さを良く表している。
少年の中の真の姿を理解してくれる優しさに溢れた作品だった。