ヤマザキ さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
1クールで正解だと思う
やっぱりあにこれで上位評価されている作品って、ハズレがないなぁ(いくつかの例外はあるけれど)。
・・・これ、あにこれとつきあい始めて数ヶ月の私のホンネの感想。
というわけで、上の方から観られるものはdアニメストアで片っ端から観ていくことにしました。
そんな上位作品の中でこの「Angel Beats!」を選んだのは、「学園もの」「群像劇」など、私の好きな要素を比較的多く含んでいたため。それで、一通り観終わっての感想は「普通によかった」「普通に面白かった」「良作までいかないけれど、佳作だなぁ」・・・。
それでその後、皆さんの感想をいろんなところで読んでみました。う~ん、この作品、かなり賛否両論、毀誉褒貶、あるんですねぇ。ここ、あにこれよりamazonのBlu-rayの評価が厳しいのが印象的でした。
批判する人の意見の大半は「1クールにいろいろ押し込めすぎて未消化」「最後省略しすぎだろう」・・・なるほどなるほど。マンガや小説の原作があるのならまだしも、ゲームがもとになっている作品ならもっとなんとかなったろう、と、そういうわけですね。「怒りさえ感じる」・・・?ひえっ、怒っちゃいますか?(^^;;。
確かに「死んだ世界戦線」のメンバーの大半が、現世での生活や、最後の消失について描かれませんでした。でも、みんな、それ、観たかったのかなぁ・・・?
私はですね、その現世での「悲惨な過去」を、かなり心抉られながら観ておりました。ゆりにしても、岩沢にしても、日向にしても、正直観ていて辛い・・・。救いがなさ過ぎる。それをあのメンバー一人一人描けって、そりゃ観ている方はあまりに鬱々になっちゃいませんかねぇ。2クールやって戦線メンバーの悲惨な過去を延々見せられるよりは、1クールでとどめておいて正解だと思いますよ。私はこれでもう、お腹いっぱい。腹八分目を過ぎちゃってます。
たしかに作品としては完璧ではありません。ほど遠いです。それは認めます。でも、個人的には他人からどう?って訊かれれば「まあ観て損はないよ」「面白かったよ」「よかったら観てみたら?」というレベルです。できばえについて致命的な不満は感じなかったし、怒りも湧いてこなかったなぁ。いくつか謎は残ったけれど、不満ってほどのものじゃないです。というわけで未視聴の皆さん、「お時間ありましたら観ましょう」。
あ、忘れていた。一番の謎はOPの「My Soul,Your Beats!」の冒頭部分ががあまりにつかみどころがないというか、何拍子だかわからなかったところでした。誰か教えてっ!