メア さんの感想・評価
3.4
物語 : 1.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
アクション映画に。
※あくまで個人的見解です。
※戦闘機はオスプレイと勝手に認識してます。
※ネタバレタグをネタバレタグとして用いていません。
前置き。
今年のメインテーマは曲調が割と分かりやすいものになってましたね。
内容がないよう…。
年々アクション要素が強くなっていっている気がしないでもない劇場版コナンの20作目ですが、とうとう推理要素が全くないアクション映画に転身しました。
開幕の警察庁からの逃走によって始まるカーチェイス。クラッシュ、クラッシ、クラッシュ。3台の車が他の一般車を潜り抜け、ぶつけ、障害にし、そして爆発させる。もうこのシーンの出来だけでもアニメとしては十分に満足出来る程の出来上がりでした。最近自宅だと低音が弱すぎてこういった大爆発などはやっぱり劇場で大音量大画面で楽しみたいな、と思っていたのでそういった部分はもう満腹に。{netabare}しかし一体これだけでどれほどの死者が出たことか…横転、落下、爆発…死傷者0はさすがに……交通網は完全に麻痺してしまいそうですし、既に大惨事過ぎますw{/netabare}
その後、今回の舞台である水族館ではキーパーソンであるキュラソーによる元太救出劇が。CMであった元太君落下シーンです。ここでの彼女の超人的アクションもなかなかのもの。
そして終盤には回る観覧車上で繰り広げられる赤井と安室による対決。どうしても因縁を拭いきれない安室さん。赤井さんがなぜこの魅せる以外に無意味な対決に応じたかの記憶が既に風化していますが、何らかの理由で相対。ただでさえ足場が悪い上に動いている観覧車上での戦闘は(あまりにも現実離れこそしていますが)これまた見ごたえ抜群。
そしてジンが新兵器としてたまにニュースなどに上がるオスプレイ?を水族館に投入。ベルモットが行った工作で停電を起こして騒動を起こしている間に、闇に乗じて観覧車の ゴンドラごとキュラソーを回収してしまおうという大胆過ぎる作戦に。{netabare}いや、ダメでしょうこれw {/netabare}しかしキュラソーはゴンドラから脱走済みと分かると、即座に裏切りと判断。ゴンドラを捨てて観覧車を機銃でハチの巣に。{netabare}いやいやいやいや、ダメでしょうこれw {/netabare}赤井とコナンによるSRでのオスプレイ撃退も虚しく、組織の仕掛けた爆弾が起因となり二層式?観覧車の一輪が外れてしまい水族館は大パニックに。{netabare}ん?外れる観覧車…疑似パンジャンドラム…進行方向への逃走…最近毎週どこかで…? {/netabare}そして絞めの大アクション、コナン、赤井、安室三人による巨大観覧車停止大作戦。赤井・安室のサポートの元、文字通りコナンが飛び回り、サスペンダー・ボール射出ベルトに加え、ある人物の決死の行動でなんとか押し留められ。
アクション要素に関しては非常に満足のできるものとなっておりました。が、内容が内容なため、アクションを求めての視聴ではなかったこともあり後半はアクションシーンに興奮できずに半ばポカーンとしておりました。予めある程度の覚悟を決めて視聴に臨めば楽しめたとは思うのですが。というか完全なアクション映画と化していただなんて予想できr―――できなくはないか。。
キュラソーについてですが、映画での初登場人物でありながら黒ずくめの組織に深く関わる人物であることから、最後に関しては『結末』は予想していたことですが、そこに至るまでが非常によく、彼女の最後の行動はその動機も含めて中々感じさせるものがありました。…けれどごめんなさい、それ以外があんまりにもあんまりだったため物語は低く評価。またあまりにも安室さんが無能化してしまっていたためキャラ評価も上げられず…。一番今作で割を食ったのではないですかね…。安室さんに限らず公安自体が無能な役回りになっていましたが。{netabare}まさかの松田刑事との接点も描かれました。これには視聴時は何年ぶりかの松田刑事の登場に驚きと興奮を覚えていましたが、後から考えてみると彼の必要性が謎で安室さんが爆弾処理ができる設定にするために登場させた疑惑が個人的に持ち上がってしまい…。まさか松田刑事orあの事件が組織or安室さんの過去と大きく関係しているわけでもないでしょうし…。20周年ということなら服部、キッド、白馬、京極さんあたりでお祭りした方ががが。ということでここでも評価を稼げず…。{/netabare}
キュラソーの声を演じた天海さんですが、ゲスト声優としては(本職と比べてしまえば劣るものの)中々のものだったと思います。近年のゲストが酷かったこともありますが。
全体的にやりすぎてしまった感が否めません。黒ずくめの組織って扱い的には秘密組織のようなものだと考えているのです。でもあそこまでやってしまうってもう秘密組織でもなんでもないのでは。。ジンの兄貴はすぐに「殺せ」「疑わしきは罰せよ」ですし。冒頭のカーチェイスといいオスプレイといい、これだけ派手に暴れまわっては組織の存在の隠蔽も大変でしょうに…。今回は水族館に組織の存在を知らない普通の刑事も居り、観覧車には多数の銃痕?ローター音も聞かれていたような描写がありましたし、もう組織の事が公開―――はされないですか。流石に今回はジンの兄貴抹殺されてしまっても仕方ないレベルの失態でしょう。
チェイサーといいコナン映画に黒ずくめの連中は出してはいけなかったんだ。。
最後に。
今回は主催でないとはいえ鈴木財閥にまた損害が。。不憫でならない。
それと、蘭の格闘シーンどころか、まさかの劇場コナンのお家芸「ラアアアアアアン!」がなかったです。なかったのです。これには純粋に驚きました。
(※博士のクイズはありました)
そして恒例の来年の制作決定。ようやくやってきました服部!
迷宮のクロスロードが劇場版コナンの中でもトップクラスに好きな身としてはこれは期待せざるを得ません。
―――去年も似たようなことを言っていた気がするのは気のせいですよ?
{netabare}
以下駄文。
記憶の整理、保存のためのメモ。下書きの残骸。
完全ネタバレ。
{netabare} {netabare}
警察庁からノックリストを盗み出そうと働く今回のキーパーソンであり黒ずくめの組織の工作員、組織のNo2と言われるラムの右手であるキュラソー。0課が対峙するも奮闘虚しく取り逃がす。その後安室、キュラソー、そして張っていた?赤井によるカーチェイスが繰り広げられる。また、合間に黒の組織にノックリストにあったコードネームを送信する。多くの犠牲者(一般人)の上、キュラソーは海に転落。なんとか上がるも今回の舞台の水族館の5色のライトアップ、自身の体質?病気?、事故で頭を打った事等が起因してか記憶を失ってしまう。翌日、キュラソーが上がった場所にベルモットがたどり着いた時には、もうそこに彼女はいなかった。
して、いつも通りに(事件に巻き込まれに)リニューアルした水族館に訪れる少年探偵団一向。毎度おなじみアガサ博士のクイズがあるも真面目に取り合ってもらえず。哀れ。
この辺りから(私の)記憶が既に曖昧に。目玉の二重になっている観覧車のチケットを買いに行く、記憶を失ったキュラソーをコナンが?見つけてしまう。声をかけ、昨晩の大事故との関係も考えてか、記憶を取り戻す口実のもとともに行動。出店のダーツですべてダブルブルに。コナン・灰原が警戒。景品としてイルカのストラップが3つ。キュラソーの好意で子供たちに分け与えられる。コナン・灰原以外が立ち去った後?出店のお兄さんが気を利かせてキュラソーの分として未塗装のストラップをコナンたちに渡す。(流れを忘れたが)上(観覧車の順番待ちしている2,3階ほどの高さにあるところ)から子供たちの声。はしゃぐげんたがはしゃぎ過ぎて手すりを乗り越え落ちそうに。キュラソーが決死の救出。灰原の警戒心がMAXに。コナン・灰原が相談、見張り役の博士が鳩に夢中になっている間に子供たちが痺れを切らし、キュラソーをつれて観覧車に。子供たちがいなくなった事に気づき、観覧車に向かう?探し回る?っていると子供たちから電話。観覧車内でキュラソーの様子がおかしくなってしまう。
この後の流れがいまいち曖昧。順不同。
キュラソーは病院に。面会謝絶で立ち止まるも、我らが少年探偵団の頼れる味方その1、高木刑事を召還。再開、オセロ、ストラップ渡す。キュラソーの預かりが警察から公安に。
アポロに行くも安室さんがいなかった。観覧車内で様子がおかしくなったキュラソーがつぶやいていた言葉(お酒の名前)をメモしていた光彦から聞く。
預かっていたキュラソーの携帯のデータの復元をアガサ博士に頼む。復元後、キュラソーの送ったノックリストの中に安室・水無のコードネームが。
各地でキュラソーの送った情報にあった工作員が消されていく。
安室・水無―――バーボンとキールが工作員容疑でジン、ウォッカ、ベルモットに拘束される。ジンの疑わしきは罰せよな聞く耳持たねぇなな態度に追い詰められていくバーボンとキール。赤井とコナンの助けでなんとか逃げ出せた(とみせかけた)バーボンと難を逃れるキール。
我らが少年探偵団の頼れる味方その2、鈴木園子を召還、子供たちが再度遊園地に。蘭も同伴。公安がキュラソーの記憶を戻そうと観覧車の片側を貸し切り状態に。タイミングよくここにも投資してしまっていた鈴木財閥の令嬢の紹介ということで子供たちが貸し切ったと思った従業員が子供たちを乗せてしまう。その後キュラソーを連れて公安が来園。あらどうしましょう、うっかり子供たちを乗せてしまいましたわ――構わん。
本来ならば協力し合わねばならない赤井と安室だが、私怨を振り払えず観覧車の上での対決。殴り合い。コナンが爆弾が仕掛けられている事を理由に仲裁、安室さんが爆弾処理班に。ここでまさかの松田刑事が再登場。
オスプレイ。
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