天地人 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
新SFスーパー英雄(?)列伝97
絵が何と言うか心が洗われる様な優しい感じの絵でした。
この作品、ほのぼのとした内容なんですが、実は異星人とのファースト・コンタクト物でもあります。
宇宙船の事故で地球に不時着したリルル星人が、病気療養のためにベレヌ村に訪れていたマリエルと出会い友達となる展開なんですが、このリルル星人、身長10センチ前後で、皆がとんがり帽子をかぶっているんですね。
そんな妖精みたいなリルル星人のメモルとマリエルの友情を軸に、まるでスナ○キンのような自称旅人のリュックマンとか、怪盗(?)トリローネなど魅力的なキャラが登場し、水彩画のようなバックの絵とあいまって、メルヘン物として良く出来た作品だと思います。
・・・ただ、最終回がねぇ(苦笑)
リルル星に帰れる事になったメモル達ですが、その事でショックを受け、再び病となったマリエルの為にメモル達4人は地球に残る事にします。
この結末が何とも納得出来ないというか(う~ん)
こういう番組では、別れも登場人物の成長を描くためには避けて通る事の出来ないものですし、二人の絆を考えるとハッピーエンドかもしれないですが、これだとマリエルが全然成長してない感じになるんですよね。
どっちを選ぶかなんですけど、もうちょっと違った結末を描いても良かったような気がします。
あと、オスカーが朴念仁というか優柔不断というか(おいおい)ヒロインであるマリエルの恋が実らなかったのも、当時の少女アニメとしては珍しかったです。
主題歌は、まる子の声でお馴染みのTARAKOが作詞を担当しており、「ドラえもん」の2代目スケバンじゃなくて2代目の歌手である山野さと子が歌ってます。
リルリトルメモル~♪ちっちゃなレディ~♪っていうサビの部分が印象的でしたね。