CFYso04125 さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
1話目で作品に引き込ませてくれる
原作未読です。
1話を観ただけで、作品に引き込ませてくれます。
いくつかそんなシーンがあるけど、ここでは2つだけ。
宋一じいさんが亡くなって、ネジを巻く人がいなくなった時計のネジを巻こうとするりんと、りんに代わってネジを巻く大吉。
りんと大吉の関係を象徴するようなシーンでした。
そして、もう一つが葬式が済んだ後のシーン。
りんの処遇を巡って施設に入れようとわいやわいや話している親族に業を煮やし、持っていた湯飲みを机に叩きつけ、縁側まで歩いていって、庭で遊んでいたりんに「りん!! 俺んち来るか?」と大吉が「提案」する。
そして、りんと大吉が何も言わずに互いをじっとみつめた後、りんが大吉の下に駆け寄る。
ここもやはり、りんと大吉の関係を象徴するようなシーンでした。
大吉の言い方が、りんの自主性を尊重する「提案」でなかったり、りんの目をしっかりと見つめてくれなかったりしたら、きっと大吉の下に駆け寄ることなんてなかったなかったんだろう。
描かれてはなかったけど、きっと駆け寄った後、りんは大吉のスラックスをぎゅっとにぎったんだろう、と想像してしまう。