ふぇる さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
はっきりとしたキャラ、丁寧な演出、ここから盛り上が・・・あれ?(2期待ち)
音楽をはじめとして丁寧なつくりを感じますが、物語が盛り上がってきた…!というところで2クール終わってしまうのに、二期が発表されない、そんな作品です。
最初はコメディタッチで軽く始まりますが、後半になるにつれ徐々にシリアスに。それにつれ徐々に変化していくシオンとライナの距離にもどかしさを感じながらも最後まで追ってしまいます。
物語は中世ヨーロッパ風の文化に魔術が存在する世界を旅するという、いささか古臭さを感じる舞台ながらも、複雑に絡み合った思惑をそれぞれのキャラの思いとともに丁寧に描く良作です。OPやED、挿入歌といった音楽も序盤は壮大さを感じさせながらも、後半はなんとも言えない切なさを感じさせられるもので、物語の進行と相まってとても印象的です。特に23話の挿入歌はよくも悪くも心に残ることは間違いありません。(僕は良い方でしたが、知り合いはダメでした)
当初は宛のない旅をしていたライナ達にも徐々にやるべきこと、やりたいことが見え始めてさぁここから…!というところで物語が終わって続きが気になって仕方ありません。続きは小説でっていうことなんでしょうね。
追記:主人公格3人の声優さん(福山潤一さん、小野大輔さん、高垣彩陽さん)がやってたラジオは、高垣さんの笑いの沸点の低さと男性陣2人の軽妙な滑りっぷりと合わさることで、面白かったのでそちらも一度聞いてみてはいかがかなと思います。