スカルダ さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
思いとは裏腹に
2008年、P.A.WORKS初期の作品。
作画は若干古さを感じるが、海の描写はP.A.WORKSらしさが光る。
思いの交差し合う複雑な恋愛と言えば、
同社の凪のあすからを思い出すけれど、
true tearsの方が苦しくて好き。
見てるうちに、ある人との会話を思い出した。
「思いとは裏腹に出た言葉でも、
事実として伝わっちゃういますよね〜」
ま、そんなボタンの掛け違いから始まる物語。
眞一郎:
特にコレと言った特技が無いが何故かモテる主人公。
比呂美に好意を寄せてはいるが、比呂美の言葉を信じて空回り。
比呂美:
影ありまくりな眞一郎の同居人。
眞一郎に好意を寄せるが、距離を置いている。
笑顔が殆ど無い。
乃絵:
ストレートに眞一郎一筋。わかりやすい妹キャラ。
空気が読めすぎるカンの良さもある。
イケメン・シスコンな兄を持つ。
アイちゃん:
眞一郎に好意を寄せながら、三代吉と付き合ってる。
手が届くところで妥協してしまった感がリアリティある。
眞一郎の一番の理解者だったのにな。
三代吉:
眞一郎の親友。いい奴。
{netabare}たった一言の嘘が周りを引ここんで、
複雑な思いを交錯させることとなる。
現実でもよくある話。
それにしても、
好きでもない人に「好きだ」って言えちゃうのって悲しいですね。
だって、好きな人には「好き」って言えないから・・・
そうやって嘘が嘘を呼んでいく。
恋愛なんて妥協の産物ですよね・・・{/netabare}
話は切なくてとても好き。
でも、泣くポイントが解らなかった。
涙もろいのに、恋愛で泣けない自分が悲しい・・・