ギバチサナ さんの感想・評価
1.9
物語 : 1.0
作画 : 2.5
声優 : 2.0
音楽 : 2.0
キャラ : 2.0
状態:途中で断念した
ゲームファンを敵に回してしまいました
「矛盾」をポイントに、裁判中の真実を見抜くアドベンチャーゲーム
であり、容量の問題などから、窮屈なスペースで作ったからこそ
ユーザーの妄想で足りない部分を補えた
うまい具合にその相互関係がハマり、大ヒット作品となり
映画・舞台・ミュージカル・ドラマ等様々な媒体に展開され、
15年経った今でも新作が発売されるすんばらしい作品である
私もファンの一人だ。
※ただしゲームに限る
意外な事に、実写で映画化されたものは(三池監督のくせに)言う程酷くなかった
全くの別物として楽しむ要素があったから。
多分監督は、「ゲームの世界観そのままにやると、映像化した時に失敗する」と
少なくともわかっていたんだろうなというのが伺えた。
(そしてテラフォーマーズでそこを履き違えて失敗した←)
まぁ実写化よりはイラストベースだし、大丈夫だろうと
1話を視聴開始。
オープニングを見た瞬間に「あかん」と声に出ていた。
裁判中に繰り広げられる熱いバトルアドベンチャーを謳うこの作品だが
なぜか主人公が雨に打たれて泣きそうである。
ライバル的存在の御剣くんは、荒れ模様の波打ち際を歩いている。
どこぞの誰かもおっしゃっていたが
こんなにワクワクしないオープニングを見たのは初めてだった。
(ちなみに今期で一番ワクワクしたOPは『坂本ですが?』でした)
削除ボタンを押す手を我慢し、本編を見てみる。
アニメではなく、ゲームを映像化していた。
映像はおろか、音楽のFI/FOもゲームと一緒
そこまで忠実にやられると、初見の人達に当たり前の様に浮かぶ疑問が
「矛盾突きつけられるまで気づかないとか、弁護士も検事もアホだろ」
である。
一番の面白みであるはずの矛盾自体が、ペラッペラになってしまうのである。
私が何よりも心配なのが、このアニメが最初でゲームをまだプレイしていない人が
「逆転裁判クソつまんねぇwwww」と思ってしまう事
ゲームは面白いんだ、本当だよ、アニメ作った悪い人たちの洗脳なんだよ
と弁解しまくりたい。