まあ君 さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
抵抗手段としてのニート
ミサイルと2万人のニート関係の話はへぇ~って感じでした。
それより印象的だったのは、この国を裏で操っている権力者への抵抗手段としてのニートという発送が、なかなか興味深かったです。
実際にニートをされている方々の中で、そんなことを考えている人はあまりいないと思うのですが、社畜として安月給で働き続けていると、こういう考え方もありなのではないか、と逆に思ったりします。
現在の日本を見れば一目瞭然ですが、物価を挙げることにより状況が好転したのはほんの一握り。・・・ミクスの肝は、「こいつらが潤えば、下々も徐々に豊かになっていく」ということが大前提で成り立つお話だったのですが、下に降りてくることは1ミクロンだってありはしないことは、いい加減明らかになったといっていいでしょう。つまり大多数の下々の人間は、物が高くなり税金が増えて、一方的に生活が苦しくなっているだけで、しかもその苦しみが、ほんの一握りを喜ばすことの役にしかたっていないとしたら、これはもう、数千年前の???王国みたいなものです。王様一族以外は奴隷みたいな。
こういった状況下で、この一握りのやつらが最も恐れることとは、正に我々が何もしなくなることなのではないかと思います。こいつらは、我々がこの先も半永久的に汗水垂らして働き続けないといけないんだ、と思い込ませることにだけ、これからも一所懸命になるんでしょうね。
話がそれましたが、残りのセレソンと大ボスの件は映画ということみたいなので、楽しみにしたいと思います。