keylove さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
僕の読解力が弱いのか?それとも感受性が欠けたのか・・・。点数保留します。
酷評なので気分が悪くなる人は読まないほうがいいと思います。
『が、これはあくまで今の僕の気持ちということです。
主観的な評価であって、客観的な総合評価ではありません。
ちょっと自分に自信がないというか、この作品に関しては今までの作品と違う感覚があって、もう一度観てみたい。
良くも悪くもそれで判断したいというのがあるんです。
ご了承ください』
他の人の(過去からの含めて)レビューが高いので驚いてます。
いや、なんとなくあにこれの評価は見たことあったのでこの評価は知っていたのだろうけど、忘れてて。
あにこれでの評価、めちゃ高いですね。
とりあえず僕の評価とかなり差があります。
おそらくストーリーで得点を稼ぐであろうこの作品で、キャラも作画も声優も良かったってことですか?
本当ですか?
僕はそのすべてに納得いってませんし、ストーリーにも疑問だらけで、演出なんてもうイライラのしっぱなしでした。
※いきなり改変しますが、背景的な作画はとてもきれいでした。
それだけ追記しておきます。
音楽は良かったほうなのであとで記載しておきますが。。。
まあ、昔の実写は知ってます。
その時にすれば斬新だったろうし、音楽も良かったです。
今でも歌えますよ。
では内容ですが。
今ではよくあるタイムリープものですね。
この作品をこれ単体で語るのには無理があると思うので、昔のものも含めて書きますが、やっぱり設定は斬新です。
この頃でこういうことを当たり前に日常の中で描いてたのは、ドラえもんぐらいじゃないのかな?
で、この作品もそのどれもと同じように、同じ時を繰り返します。
時をかける少女、なのでこれでネタばれではないと思って書いてます。
この作品ではそれが夏、高校の夏です。
青春が素敵な、男女の関係やらが素敵な夏ですよね。
それはきれいに描かれていました。
ひぐらしの声も夏をものすごくそれらしく見せてくれたので良かったです。
そこに一人の少女がいて、その周りに二人の男子がいて。
じゃあ気持ちだってどうにか動いておかしくないですよね。
でも主人公たちはもどかしい日常を送ってるんですよ。
よくある話です。
でもそこで事件は起きるんですね。
これは衝撃的でした。
{netabare}
主人公の少女が電車にはねられます。
本当に宙を舞った自転車と少女がはかなく見えて、その瞬間がおそろしくて衝撃でした。
でもこれ、タイムリープもの。
その世界線ではそうだと言うだけの話なんですよね。
それが始まったのがこの電車の事故。
その後も印象的に描かれることになるんですが、このシーンはとにかく衝撃的でした。
{/netabare}
それからこの物語が本当の意味で進行していきます。
それはいいんですけど、何がしんどかったかって。
{netabare}
安易なことでタイムリープしすぎる。
これに尽きます。
人の命を救うために何度も同じ時をやり直すわけでもなく(とはいっても、それが理由で飛ぶこともありますので完全否定じゃないですが)
自分の運命の残酷さを回避するために飛ぶわけでもない。
ある意味そう捉えることは確かにできるんですが、こういうのって別に回避しないといけないことじゃない。
学生として生活してて、誰もがそういうことを経験しながら生きていく。
それから逃げるためのタイムリープ。
それも何度も何度も。
これには辟易しました。
{/netabare}
この作品が描きたかったのは、青春の大切さだとか、その一瞬の時の大切さなんでしょうが、それならもっと違う描き方があったと思います。
待ってられない未来があるんなら、それをもっと大切に描いてほしかった。
そして、キャラも特に良いわけではありませんでした。
角川らしい絵ではあったように思いますけど。
メインヒロイン(主人公)も僕の好きなタイプとは違いましたし。
これは性格的なものです。
それに声優さんを起用してない点もいただけないです。
そりゃ、文化的に評価される作品の中にはそういう作品が多々あります。
その最たるものがスタジオジブリの数々でしょうか。
声優さんを本業にした人がメインで起用されるのではなく、俳優さんや歌手の方々が演じられています。
だからこの手のものにはそういうのを期待しないし、深夜アニメなんかで活躍してる声優さんが出てないからこそ、変に評価されてる節があるように思います。
ジブリの声の起用を批判してるのではまったくありませんので、ご了承ください。
むしろジブリの声は好きなので。
ネタばれにもなるし、そういうこともあるので今回はキャラ紹介はしません。
主題歌:「ガーネット」(作詞・作曲・歌:奥華子 編曲:佐藤準)
は素敵でした。
ということで、僕は今はこういう評価をしていますが、将来的に公開することになるのかもしれません。
レビューのタイトルにも書きましたが、単に僕の読解力が幼稚なのかもしれないし、今の気分に著しく合ってないのかもしれない。
もしかしたら、こういう感受性に乏しくなったのかもしれない。
そういう自分の主観に難があるのかもしれないので、この作品が駄作だとか面白くないとかを客観的に言うのはやめておきます。
ここまで評価されている作品なんだから、絶対に響くものがあるんだろうし、それで感動されている人がたくさんいるんだから、共感できるものがたくさんあるんでしょう。
良くも悪くも、一度観てはどうでしょうか?