ポッチャマン さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
桂木。。バイバイ。。。
1期と2期も含めて書いてます。この作品は実は半年以上前から観ていてほかの作品を観ている間にちょっとずつ進めてました。棚の整理をきっかけに2期の途中から今度は一気に観たのですが、もう女神篇からは特に止まらなかったです。
ギャルゲーを愛しすぎている神にぃ様こと桂木桂馬がリアル女をギャルゲーの感覚で落としていく話。最初はかなりギャグタッチでありがちなやりかたから始まっていく感じで(それでも1話目からキスしたのにはかなり衝撃だったような...) 中盤からはどんどんテクニックも特殊になっていって退屈な回はあまりない印象。(ただただ神にぃ様無双だけどw)いろんな属性をもったコたちが桂馬によって、エンディングを次々とむかえていく展開のテンポの良さもあってか毎回結構楽しめました。
1期2期みたく各ヒロインの攻略だけならこの作品は僕の中でお気に入りには入らなかったです。というのも、OVA(天理篇)を経て女神篇からは監督が変わったせいか、悪魔とかの設定がたくさんでてきて縦のストーリーが濃くなっていき、いつもと違って淡々と進む攻略とその雰囲気に少しずつ引き込まれていました。この作品は、単純にいろんな女の子を落としていく話を悪魔を倒すための女神探しの攻略というただのハーレムものにならないギリギリの設定をうまくこの女神篇でまとめていた点ですごい。しかも、原作漫画を全く読んでない僕でもわかるように月夜と結の攻略、女神の存在などをうまく簡潔にまとめているらしく、原作ではかなりの話数に飛ぶのにあまり違和感を感じなかったのもすごい。
さて、タイトルの言葉を言ったヒロインのひとりのちひろはほんとに普通のどこにでもいるような子でもちろん、属性もない。(実際最初はモブだった)でも、桂馬に攻略され、心のスキマを埋めた。普通なら女神ではないならそのままもう出てこないはずなのに、女神篇でも他の女神たち6人とは違って記憶がないのに桂馬にとって身近な存在だった。9話ではちひろは (攻略の時期) 以前から好きだったと桂馬に告白するも裏切られる。歩美の攻略中で切羽詰った状況で嘘をつくしかなかった桂馬。桂馬自身も攻略対象ではないのにデートに誘って傷つけてしまったことで落とし神である桂馬でも攻略中にノイズの入るような後悔をしてしまう。最終話の後半は、そんな攻略ではないことで傷つきあった二人の『同じ立場』としての会話。そこでライブに行くと桂馬が告げた後のちひろの「バイバイ」。
僕は今までみたどの作品のなかでもこれほど残酷でやるせなく、切ないシーンは知りません。
どういう意味だったのか寝るまで頭いっぱいで、いろんなサイトをみたけど、考察は僕の頭じゃちょいと難しそうです。最後のライブシーンはほんとに涙しました。
ちひろがみんなの翼をみて涙するシーンは忘れません。だからこそ、漫画絶対に読むぞ!
割といろいろ唯一無二の魅力がある作品だと思うので、今更ながらおすすめしておきます。
長文すみません、ありがとうございました。
神のみ、大好きです!