haruki さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
頭脳戦と腹黒さ
ゲームの世界に囚われた人々の群像劇。
先の気になる展開でコメディ要素もシリアス要素もバランス良く配置されていて、お気に入り作品の一つです。
世界観は練りこまれており、MMORPGの複雑なシステムをわかりやすく解説してくれます。
MMORPGはプレイしたことがありませんが、政治や経済問題などもあり観ている感じとしてはシミュレーションゲームに近いかなと思いました。
戦闘のシーンもアクションを魅せるというよりは頭脳戦に重きを置いており、勝てなさそうな敵をどういった戦術で切り抜けるかという部分で魅せてくれます。
戦闘以外でも頭脳戦は繰り広げられ、とある会議のシーンでは「腹黒メガネ」と呼ばれる主人公がその真価を発揮し、あまりの腹黒さに感動を覚えるほどで、ログ・ホライズン屈指の名シーンとなっています。
魅力的なキャラが多く、キャラデザはそれほど好きではなかったのですが、アカツキやセララのあまりのかわいさにすぐやられてしまいました。
登場人物は非常に多く、物語の進行とともに容赦なく増えて行きます。
扱っている人数はロード・オブ・ザ・リングよりも多いのではと思われます。
魅力的なキャラが多いもののそれぞれにスポットが当たるため、お気にのキャラがしばらく登場しないということが多々あります。さらにこれは2期になると顕著になるので注意が必要でしょう。
2期ではいろいろな問題を抱えおり詳しくはそちらで書きますが、1期だけで見れば非常におもしろくオススメです。