スカルダ さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
非日常的な日常
お馬鹿な事を本気でやる京アニ。
宇宙の壮大なスケールまで感じてしまう。
他の制作会社ならこれほど面白くはならないだろう。
日常に起こる非日常。
シュール(非現実的、現実離れ)と言う言葉がぴったり来る作品。
作品を見ながらこの面白さが何処から来るのだろうかとずっと考えていた。
圧倒的に理解を超えた出来事が起こると人は絶望する。
この絶望感を外から見ると面白いのではないだろうかと。
以下雑文。
Helvetica Standardの面白さが全然解らなかった。
Helvetica(ラテン語でスイス)と言えばフォントしか思いつかないので、
ゴシックじゃねぇし!!・・・というツッコミしか思いつかなかった。
{netabare}最後のエピソードは思わず泣いてしまった。
ずっとナノちゃんは自分のネジについて(劣等)コンプレックスを抱いていたけれど、自分が思ってるほど、他人は気にしてない。むしろ可愛いとさえ思われてる。
腕が取れる事より、ナノちゃんの誕生日の方がずっと重要なんだ。
コンプレックスってそういうもんだよね。
少なからず誰でもコンプレックスを抱いているけど、
そのコンプレックスで誰かを傷つける方ががよっぽど問題。
「自分が思ってるほど、他人は気にしてない。」
誰かに届けばいいな。{/netabare}