HIDEあき さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:----
ノスタルジー
誰かを助けたい、誰かの役に立ちたい、こういう思いは誰もが抱くと思うのですが、ほとんどの人がそれを実行できずに終わってしまう。
その思いを具現化してくれるというか、そこに不思議さを不自然なく重ね合わせ、無理なく進行して見る人を惹きつける作品だと思います。
ストーリーとしては、他人の家の子を理由もわからずに匿う事を許す親なんかいるわけないじゃんとか、ラストであんな助かり方あるかい的な、現実的な齟齬を感じるシーンは散見されるものの、総論としてはとても良い作品だと言えると思います。
虐待されていたヒロインが、主人公宅できちんと用意された朝食を前にして涙してしまうシーンが特に印象に残ってます。
強がって生きてたけど、わたしって不幸だったんだ…これが幸せなんだと実感した少女の切なさと辛さを感じて、僕も泣いてしまいました。
とても面白い、良い作品なんですが、そのシーンが切な過ぎて繰り返し見れません。好きな作品は何度も見返すタイプなんですが…
でもとても面白い作品です。お勧めできますね。