ヤマザキ さんの感想・評価
1.2
物語 : 1.0
作画 : 1.5
声優 : 1.0
音楽 : 1.5
キャラ : 1.0
状態:観終わった
芸術か?ワイセツか?・・・単なる不愉快アニメだった(TT)
【酷評です】
{netabare}このあにこれβで「エロアニメランキング1位」を誇るこの作品、怖いもの見たさ・・・ん?怖いじゃあないな?・・・正直言いましょう。「エロ」見たさに鑑賞しました。
しかしながら、エロといってもたいしたことありませんでした。ええ、ガッカリするくらいに……。エロを観たければ素直にAV観ましょう。この作品にエロを求めてもダメです。所詮は「画」ですから。
じゃあエロ以上のなにかがあるのかと期待しましたが・・・これがダメダメ。単なる「色男の主人公がただただやりまくるアニメ」以外の何物でもありません。話に深みもなければ、なにかしらのカタルシスがあるわけでもなし。登場人物はただただ薄っぺらく、共感できないことこの上なし。エロゲで言えば「○○ルート」というのでしょうか?2~3回単位で主人公のお相手の女性が変わり、また元に戻って今度は違う女性に・・・と一種のタイムループもののように、言い換えれば「もし○○とつきあっていたら」という妄想が暴走してる感じで話が展開していきますが、他の女性と付き合っても嫉妬が生じるとか三角関係がドロドロするとかはほとんどなし。最後の最後になって三角関係的なものが表面化しますが、それだって半ば理解されちゃっているしなぁ・・・。あのね、世の中そんな都合よくないっすよ。
薄っぺらいと言えば、主人公が、ある女性キャラの血縁関係をハッキリさせるためにDNA鑑定を主張する回がありましたが、これにはどん引きしました。そこまで他人のことにくちばしを突っ込めるオマエ誰だよ、ってところでしょうか?お節介にもほどがありますね。
そしてどん引きと言えば、なにより最終章の「近親相姦展開」。いやいや、これは倫理的もナシでしょう。もうこうなるとエロでもなんでもなく、単に不愉快なだけ。もうゲンナリですわ。
さらには、毎回の終わりにあるギャグパート、あれ、何?こんなことで笑わせようという魂胆が後味の悪さを解消するはずもなく、不快さを上塗りするのでありました。
音楽にも触れておきましょう。OP(主題歌)。斬新な転調を何度も繰り返す意欲作ですが、最後の方はキーが合ってないらしく、不愉快な金切り声で不安定な音程となります。聴いていて不愉快ささらに倍増。挿入歌(逆パート前)。まあ普通の曲。ED。ももいろクローバーが歌っている。へ~、昔は「Z」が付いてなかったんだ~(棒読み)。{/netabare}
ホントはこんなアニメ、途中で視聴をやめてしまおうと何度も思ったのですが、観始めた以上はこのあにこれβに感想を書かねばと思い、何度も寝オチの危機を迎えながらも本日無事ゴールを迎えたのでした。めでたしめでたし・・・、っつか、オレの時間を返せ(TT)。