退会済のユーザー さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
尋常ではない設計がされているな。
じぶんは萌えアニメが好きですが
豚ではないです。用意されたエサを待つなんてノーサンキュー
野生の猪でいたいんです。。
・ごちうさのキャラメイク
ゆるゆりのレビューで日常アニメのキャラの重要性を書きました
キャラを特徴付けられるかは日常アニメの生命線です。
ごちうさが画期的だったのは「色」による印象付けでしょうか
※戦隊ヒーロー、セーラームーン、プリキュア等の事は
一旦忘れてください
人は色で連想するイメージがありますよね。
蒼: 清涼、冷静、誠実、知性
緑: 安定、自然、忍耐、包容力
黄: 希望、明朗、未来、ポジティブ
紫: 高貴、神秘、優雅
ピンク: 愛情、女性、甘さ、エロス
特徴づけに色を上手く使っているように思います。
ピンク(ココア)適当になってきてじぶんにあきれます(笑)
・ラビットハウスは擬似家族
チノは日常アニメとは思えないほど設定が重いです
母親を亡くし、祖父は兎、父と二人でカフェバーで働く少女
おそらく経営は順風満帆ではないでしょう。。
クリスマスなどのイベント日しか客席は埋まらないですし
父が夜に働いているため、寂しい思いをして成長したのでしょう
同世代の遊びをしらず、友人にも敬語で話す始末
視聴者はチノの寂しさを汲み取って
ラビットハウスで繰り広げる日常劇に擬似家族を見るのだと思います
あえて父と祖父は設定してストーリーに適度に絡ませ
チノを取り巻くキャラが、姉なり母の化身として存在することで
家族アニメとして視聴することができると思うのです。
深夜のサ〇エさんポジションがごちうさと言っても過言ではないでしょう
チノの色は清涼の青です。彼女は氷でした
様々な色が合わさり混じり合って、氷が解けるように
チノの表情にも変化が訪れています。
・さいごに
ごちうさには深いストーリーは無いかもしれません
家族の時間を体験できないチノを中心とした
絆によって成長していく物語として捉えると
日常アニメの中では特別な存在があると断言できます
見方が変わり、コーヒーのように芳醇な物語と感じられるのでしょうか
こんなに長いレビューになると思っていませんでした。。
お読み頂いた方に、心から御礼申し上げます