rorotta さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 3.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
キャラの濃いアニメでした
大手芸能プロダクション美城(通称”346”)プロ。
そんな346プロの数ある部門の中のひとつであるアイドル部門に、今新たなプロジェクトが始動する。
”シンデレラプロジェクト”
14人の個性豊かな少女達がアイドルとしていま輝きはじめる。
世界観、というか時系列?的にはアイドルマスターの1年後。映画「輝きの向こう側へ!」からだと数ヵ月後の春なんじゃないかな?と個人的に考えています。
それに、765プロのアイマスとはパラレルワールドの別次元という訳ではないらしく、街や駅の広告には346プロの広告に混ざり765プロの広告もあったりしています。
しかし、こちらは小さい765プロとは違い、数々の芸能コンテンツを持っている老舗プロダクションなので、アイマスとはまた違った視点のアイドルストーリーが描かれています。
物語としては、流石老舗の346プロ。765プロとは違い下積み期間もなくアイドルデビューしているので、少し感情移入はしにくいと感じました。
しかし、そういう環境だからこその苦悩もあり、なかなかにハラハラさせられる物でした。
声優陣は、アイドル事務所という事から人気声優から若手声優まで数多くの女性声優が揃っています。
キャラは、765プロのバランスのいいキャラとは一味違い、個人個人の個性が凄く強いキャラばかりでした。
音楽も、その強烈で個性的なキャラを更に引き立たせる良い曲が揃っていました。
しかし、一番の問題はやはり作画かなあ…と思っています。
当時から騒がれていましたが、体のバランスがおかしかったりグニャグニャしていたりと、なにかと気になる部分が多かったです。
全体を通して、アイマスと比べてしまいがちでしたが、曲はアイマスに引けを取らない良い曲ばかりでしたし、キャラは正直アイマス以上の濃さがありました。BD版では幾分か作画も修正されてるので、見るならそちらをオススメします。
主人公としては、卯月、凛、未央の三人でしたが、シンデレラプロジェクトの中で唯一プロ意識が高かったみくや、身長や喋り方でインパクトのあるきらり等の方が結果的に記憶に残ってしまう感じでした。
アイマスとはまた違ったアイドルの世界なので、アイマスを見た方でも楽しめる作品になっていると思います。