退会済のユーザー さんの感想・評価

4.5
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態：観終わった

物語シリーズの魅力　なんでもでもは知らないわ。知ってることだけ

物語シリーズは色あせない魅力がありますね。。

主人公が魅力的なのは勿論ですが、脇を固めるヒロイン達にも魅力があり
主人公メインの話だけではなく、
ヒロインたちに焦点をあてた物語が用意されていますから
～物語の裏側で別のヒロインにはこんなエピソードがあったと
わかりますし、阿良々木君が出ない物語でも面白いですよね
裏舞台を覗いているようで。。

主役を張れるような子が何人もいるシリーズって事なんですよね
ほんと化け物アニメです。

さて、多数のヒロインが出演する物語シリーズですが
どういった魅力が秘められているのでしょう？

キャラがかわいい？そりゃそうですが置いておきます（笑）
最後にお気に入りキャラの話をさせてくださいね

・演出
ストーリーは主人公が様々な怪異とされるオカルト事件に遭遇して
解決していくというシンプルなストーリーです。
これを面白く感じさせるには、やはりキャラの会話を
いかに演出するかでしょう。
作中の6割以上が登場人物どうしの会話であって
言葉遊び的な言い回しと、キャラ同士の掛け合い台詞は
独特な雰囲気がありますね。

言葉の語感にあわせて、文脈に沿って
アートな一枚絵の背景で演出する技法が多用されますね

長い語りのシーンであれば背景を静止させて
止まった世界で人物だけが動いているように見せたり

人物がテンポ良く掛け合いをする時には、
掛け合いのリズムを壊さないよう
数秒単位で次のカットに切り替え行きます
スライドを連続で見せるようにテンポが速く
トリッキーな演出が目を引かせますし上手に間を作るんですよね。


・記号、文字背景
心理描写などで、一面文字などの記号背景が多用されます
赤、白、黒などのバックに浮かび上がる文字
小説をいやおうなしに連想させますし、インパクトが強いですよね


・モダンアートのような背景
連続する、机、標識、自転車など
この物語の背景になる小物は規則的すぎるレイアウトで
色使いも非現実的
視聴者はこういうあたりに非現実を感じ作り物の世界を
覗いているんだという不思議な違和感を感じます。

キャラのギャグっぽい掛け合いで惹き付け、背景演出でギャグから離れる
これが化物語の演出のうまさでしょうか。


・非現実の強調
モブキャラが一切おらず、メイン登場人物意外は人気が全くありません
これは演劇の舞台にとても似ていますね
アニメとはいえ、他のアニメでは現実感を出すためにモブは出ます
このアニメは仮想空間で繰り広げられる演劇舞台なんですよね


まとめてみます

①仮想空間的な背景でアニメの雰囲気を作り上げた点

②短いカットの多用で言葉あそびを冗長にせず、テンポよくした点

この２点が化物語のおおきな魅力ではないでしょうか
アニメでしか表現できない演出が光りますね
西尾維新の言語感覚の鋭さ、面白さを映像化したことは
お見事の一言です！


・さいごに
ヒロイン達がめっちゃ可愛いですよね
ハズレがいないってどういうことでしょう。最高過ぎる
１位忍
１位戦場ヶ原さん
１位月火ちゃん
４位以下は伏せさせてください。。


皆さんのお気に入りの子は誰なんでしょうか？
最後までお付き合い頂き誠にありがとうございました