カミリス さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
だれでも心は叫びたがっている
あの花スタッフが送る!という宣伝文句が印象に残っている作品ですが、私はタイトルのフォントと表紙に惹かれて観ました。
・感想
アニメならではの痛さ(もちろんいい意味)と青春群像劇特有のむずがゆさがありますが、特に突出していい部分もなく、作りはいたって平凡な印象です。細田守作品をもう少しアニメよりにした感じ。
成瀬をメインに据えて学校を主な舞台として展開していきますが、あくまでもテーマは「心が叫びたがっている」。なので恋愛要素や青春はおまけです。
主な登場人物は学生ですが、田島や坂上は行動に、クラスメートは全員理解のあるいいやつらという感じでリアルさに欠けており、ご都合展開かと思いきや、成瀬にとってのハッピーエンド感もなく、ひっそりと小さくまとまった仕上がりでした。
個人的に終盤の切ない告白シーンはグッとくるものがありました。あのシーンさえあればもういいや・・・(´・ω・`)
観やすい作品ではあるので、これからも何度か観ると思います。
3度目4度目とみていけば、また評価は変わるかもしれません。
全体的に語りが多いので、小説で読んだほうが面白いかも。
※追記5/14
あれから5回ほど観ました。観るたびに面白くなっていき評価も変わってきました。
ずっと卵が手の穴を隠して王子になる意味がわからなかったけど、卵って玉子なんですね。なるほどなるほど。。。
喋らない奴=暗い奴みたいなイメージだけど、成瀬は喋らないけど明るいことに最初に気がついた坂上は、やっぱり成瀬にとっての王子様なんですね。
ミュージカルの曲とかも気にしながら物語を見ていくと気がつくことが多いですね。
観るたびに、「あれ?意外と丁寧に作られてる・・・。面白!」ってなっていきました。
最後に
成瀬かわいいなぁ(´∀`)