ピピン林檎 さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
作品世界の壮大さに驚愕する、「穴掘りシモンは勇者である」
※TV版・劇場版併せた感想・レビューです。
本サイト総合ランキング19位(総合得点90.5点)<2016.5.10時点>の人気作ということなので一気観してみました。
◆総評
ええええええええええええ!!!!
『アクセルワールド』のハルユキ君みたいな顔の情けない少年の話?と思っていたら、こんな壮大な物語だったなんて!!!!!!
本作の内容を、ひとことでいうと、{netabare}《俺TUEEEE!系ガチ・ロボットバトル+セカイ系エンターティンメント》{/netabare}となるかと思いますが、それにしても・・・
{netabare}迫りくる無量大数の敵、立ち向かう勇者の必殺パンチ{/netabare}・・・を見れば、これってもしかして『結城友奈は勇者である』の原型?と思ってしまうのは人情でしょう(私だけ?)。
これまで観たアニメの中でも、これだけ壮大というか荒唐無稽というか無謀な作品舞台を描き出したものは、記憶にありません。
シナリオについては突っ込みどころも多いのですが({netabare}作品世界の壮大さに比べて登場キャラたちの心の動きがシンプル過ぎる等{/netabare})、作品にこもる異常な熱気のせいで、そんな些細なことを気にする必要は余りないような気までしてきます(そういう意味でも異例な作品です)。
《決して絶賛はしないけど、否定できない面白さと、予想外の感動(*1)まである良作》
・・・と個人的に評価したいと思います。
※感動(*1)→下記の各話評価のとおり、終盤の第25話は★★★(最高評価)、その他にも4度の★★(優秀回)がありました。
◆作品別評価
TV版(2007年) ★ 良 4.1 (82点相当)
劇場版 ★ 良 4.0 (80点相当)
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総合 ★ 良 4.1 (82点相当)
◆各話タイトル&評価
★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回
=============== 天元突破グレンラガン (2007年4-9月) ===============
- - - - OP「空色デイズ」(1番目の歌詞ver.)、ED「UNDERGROUND」 - - - -
{netabare}第1話 お前のドリルで天を突け! ★ 面白いが、気を衒ったゲテモノ作品にも見える
第2話 俺が乗るって言ってんだ!! ☆ 展開が早そう
第3話 顔が2つたぁ生意気な!! ★ グレンラガン誕生、ギャグ色濃い熱血ロボ・アニメかも
第4話 顔が多けりゃ偉いのか? ☆ やはりギャグアニメ?
第5話 俺にはさっぱりわからねえ! ★ アダイ(顔神様を崇める地下村)
第6話 てめえら全員湯あたりしやがれ! × これまでの使いまわしシーン多い
第7話 それはお前がやるんだよ! ★ 大グレン団結成
第8話 あばよ、ダチ公 ★★ 地上戦艦大岩山奪取戦、兄貴の最期
- - - - - - ストーリーの切れ目 - - - - - -
第9話 ヒトっていったい何ですか? ★ 螺旋王ロージェノムの居城、ニア姫との出遭い
第10話 アニキっていったい誰ですか? ★
第11話 シモン、手をどけて ★ 姫たちの墓標
第12話 ヨーコさん、お願いがあります ★ 大岩海戦
第13話 みなさん、た~んと召し上がれ ☆
第14話 皆さん、ごきげんよう ★
第15話 私は明日へ向かいます ★★ 王都テッペリン攻略戦(7日目)、螺旋王の最期
第16話 総集片 × 実写も交えた総集編
- - - - OP「空色デイズ」(2番目の歌詞ver.)、ED「みんなのピース」 - - - -
第17話 あなたは何もわかっていない ★★ 7年後
第18話 聞かせてもらうぞこの世界の謎を ★
第19話 生き残るんだどんな手段を使っても ★
第20話 神はどこまで僕らを試す ☆
第21話 あなたは生き残るべき人だ ☆ 大グレン団再結集
第22話 それが僕の最後の義務だ ★ 月の変形
第23話 行くぞ 最後の戦いだ ★ 螺旋パワーの秘密etcの説明回
第24話 忘れるものか この一分一秒を ★★
第25話 お前の遺志は受け取った! ★★★
第26話 行くぜ ダチ公 ★
第27話 天の光は全て星 ★ 20年後{/netabare}
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★★★(神回)1、★★(優秀回)4、★(良回)15、☆(並回)5、×(疑問回)2 個人評価 4.1
============ 劇場版 天元突破グレンラガン(2008年、2009年) ==========
※TV版の総集編だが一部新規シーンあり。
{netabare}紅蓮(ぐれん)篇 (2008年9月) ★ 地下からの脱出、大岩山奪取戦
螺巌(らがん)篇 (2009年4月) ★ 螺旋王との死闘、アンチスパイラルとの死闘{/netabare}
◆最後にひとこと
本作に驚いて感動した人は、『結城友奈は勇者である』も見て欲しい。
個人的には、そっちの方を本作以上に評価しているので。