うち. さんの感想・評価
4.3
物語 : 3.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
王の器とは?後半はサブキャラが活躍
「遠い遠い国」の国王、カエル王が亡くなったので後継者としてシュレックを指名するがシュレックは拒否。
フィオナの従兄弟にあたるアーサーが唯一のシュレック以外の候補者。シュレックはアーサーを王にすべくまたまた冒険の旅に出発する。というのがあらすじ。
一応アーサーの成長物語なんだけれどもハイスクールの連中を見返すとかいじめっ子のランスロットをどうにかするとか、グィネビアを恋人にするとかそういうのは無かったのは残念だった。
ラストはアーサーが国王になるんだけどもあんまり王としての尊厳というか、凄さを感じられなかった。やっていたことはシュレックと仲良くなってちょっと共闘してシュレックと仲違いして国から去ろうとしたけど、ネコとドンキーに説得されてやっぱり戻りますというのは柔軟と言えば聞こえはいいけど悪く言えば流されやすいキャラだと感じた。
ただラストのアーサーの悪役達への説得は良かった、凄いスピード解決だったけどあの速さは海外映画ならではだと感じた。
前半シュレックの活躍、後半サブキャラの活躍と見所がある。特に後半のプリンセス達の攻防は面白かった、白雪姫は強い。
子供を持つ親の期待と不安みたいなのがあってファミリー向け映画にしてはそこらへんは結構シリアスだった。
厳しい事を書きましたが良作です。