朝風 さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 3.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
今期最高
原作は未読。
犯人は、途中から担任の先生じゃないかと勘づきましたが、その通りでしたね。
しかし、ケンヤが小学生とは全く思えないほど聡明すぎる。
自分は「ケンヤもリバイバル能力があるのか?」と疑ってしました。
最終回は、少し詰め込みすぎたように思います。せめてあと一話追加すれば、余裕があったのではないかと。
主人公のリバイバルですが、wikiには(直後に起こる「悪いこと(事件・事故等)」の原因が取り除かれるまで、その直前の場面に何度もタイムスリップする)と記述されています。また、自分の意志とは無関係に発動するようです。
いつ最初に発動したのかは、不明です。
なぜ発動するのかも作中では最後まで不明のままですが、自分なりに結論を出してみることにしました。
ヒントは、犯人の能力にあると考えました。
犯人の「特定の人間の頭上に蜘蛛の糸が見える」能力。
これが、犯人が殺人を繰り返す原因になったわけですがある方が「危機を回避するためのもの」と考察しておりました。
それが事実なら、主人公の能力と対になるものではないのか?
主人公と犯人の違いは、犯人はあくまで自分のため(他人を犠牲に自分を救う)の能力ですが、主人公は他人のため(自分を犠牲に他人を救う)の能力です。
リバイバルは、犯人を止めるために生み出されたのではないか、と考えます。
その証拠に、犯人が逮捕された後、リバイバルは起きなくなったとの言及があります。
リバイバルが最初に起きた時期は、おそらく犯人が主人公が住む市の市議となり、主人公との距離が縮まった時期でしょう。
この作品は、主人公と犯人の思いがぶつかり合いの物語でした。
エンディングテーマも作品とよくマッチしていました。
余談になりますが私も含めてこの作品が高く評価されている理由は、リアリティがあるからでしょう。
そんじょそこらのラノベ原作アニメよりも能力に込められた意味や、舞台設定が巧妙に形作られて、とてもはまり込める作品です。