天地人 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
私的アニメ感想簿67
ずんたたった~、ずんたった~♪の歌詞で始まる主題歌(歌:水木一郎)が印象的というか、破天荒なこの作品にあった歌でしたね。
川上監督
「常識では計り知れないハミダシ野郎、サムライが今のあにこれに欲しい(おいっ)」
・・・何か、セリフが違うような(汗)まあ、それくらいぶっ飛んだアニメです。
なんせ、原作者があの梶原一騎ですし、マンガの作画を担当した井上コオのアシスタントには、あの車田正美が(う~ん)
内容は簡単に言うと、序盤は巨人軍を内部から食い破ろうとした番場蛮が、川上監督の心意気に打たれて名実共に巨人の一員になる前半と、魔球を開発→ライバルに打たれる→新しい魔球を開発→ライバルに・・・の繰り返しの後半ですね。
その魔球ですが
①ハイジャンプ魔球(片足で4m以上ジャンプして上から投げ下ろす)
②エビ投げハイジャンプ魔球(体をそり返す事でコースが読めなくなり、威力も倍に)
③大回転魔球(投手が回転するため、いつ投げるか分からず、更に遠心力でものすごいスピードに)
④分身魔球(硬球を握りつぶす事で予測不可能な動きを・・・つまり分身して見える)
更に、これが打たれると、横の分身がダメなら縦の分身だと改良型を完成させます。
読んでて頭が痛くなった人もいるかも知れませんが(苦笑)これが結構面白いんですよ。
しかも、この魔球を他球団のライバル(眉月光、大砲万作、ウルフ・チーフ)が、またとんでもない修行(や理屈)で打ち砕いていく展開は笑い・・・じゃなく見ごたえ十分でしたね。
最後は日米ワールドシリーズで対戦したロジー・ジャックスに、全ての魔球をファールやカット(つまり破られ)されて、今までの魔球を合体(おいっ)させたミラクルボールで三振を取り、MVPを獲得して終了します。
ぶっちゃけトンデモアニメなんですけど、これだけぶっ飛んでいれば面白くなって当たり前の怪作です。