ピピン林檎 さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
萌えアニメに抵抗のある層にお勧めできそう。内容は浅からず深からず。
宇宙空間が舞台の「名作」だが、内容は浅からず深からず・・・
過大な期待はせずに視聴すれば、まずまず楽しめる良作ではないでしょうか。
内容について一点、 {netabare}先進国と発展途上国の資源配分を巡る不公平感と対立 {/netabare}、といったテーマが第17話以降にグッと前面に出てくるのですが、正直いって、本作程度のいい加減な内容だったら、こういう政治経済絡みのイッシューはやらない方がよかったのでは?と思いました(原作者が背伸びしちゃったかな?という個人的印象。異論はあると思いますが)。
※下記の★評価のとおり、視聴中は十分以上に楽しめましたし、終わり方も好印象でした。
※ただ、見終わってしばらく経って、改めて考えてみると、もう一度見たい作品か?というと、正直私には微妙です。
◆各話タイトル&評価
★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回
======== プラネテス ΠΛΑΝΗΤΕΣ (2003年10月-2004年4月) =======
{netabare}第1話 大気の外で ★ 田名部愛「テクノーラ社第二事業部デブリ課」配属となる
第2話 夢のような ★★ 星野八郎太(ハチマキ)先輩の夢
第3話 帰還軌道 ★ 保険と遺言状、宇宙葬の出戻り、※タナベの行動が独善的なのは×
第4話 仕事として ★ コリン・クリフォード(世界連合議長の次男)の職場訪問
第5話 フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン ★ 初めての休暇(初めて月へ)、自殺志願者
第6話 月のムササビ ☆ 月面の街で過ごす休暇、ハチのお見合い、火事
第7話 地球外少女 ★★ ハチの入院、ローランド航宙士の死、ルナリアンとの「月の海」散策
第8話 拠るべき場所 ☆ フィー船長の管制課異動話、ゴースト回収
第9話 心のこり ★ ギガルト軌道保安官(ハチの先生)、違法投棄船拿捕
第10話 屑星の空 ★ タナベの物思い、ユーリの過去
第11話 バウンダリー・ライン ☆ 恋愛光線、クレア管制官とエルタニカ国問題
第12話 ささやかなる願いを ★ 宇宙防衛戦線テロ事件、チェンシンとのデート、デブリ回収船焼失
第13話 ロケットのある風景 ★ ハチの実家訪問、九太郎少年の夢
第14話 ターニング・ポイント ★★ 新回収船、社内恋愛禁止令、ハチ&タナベの進展
第15話 彼女の場合 ☆ ステーション7内デート、エーデル(派遣事務員)の事情
第16話 イグニッション ★ 空間喪失症、木星へ飛ぶエンジン、ハチの心の再点火
第17話 それゆえの彼 ★★ 星野五郎機関士(ハチの父)、木星往還船フォン・ブラウン号とロックスミス博士、大事故 ※物語の転換点?
第18話 デブリ課、最期の日 ★★ 第二事業部トップの交代、デブリ課解散命令、最後のミッション、決断
第19話 終わりは いつも… ★★ フォン・ブラウン号採用テスト(1次)
第20話 ためらいがちの ★ 配属から1年、クレア着任、閉鎖環境テスト(2次)
第21話 タンデム・ミラー ★ コリン(連合監査官)再登場、3次テスト、エンジン爆破テロ
第22話 暴露 ☆ テロ後の取調べ、ギガルトの遺言、※ハチの心理描写が不足×
第23話 デブリの群れ ☆ 宇宙防衛戦線の襲撃、フォン・ブラウン号内での戦闘、※展開が唐突
第24話 愛 ★ 続き、月面で迫られるタナベの選択、※「人口比に基づく資源配分」は唐突
第25話 惑い人 ★ 選抜クルー発表、タナベとの再会
第26話 そして巡りあう日々 ☆ ガリレオ開発の独立、結婚、木星への出航、※ED 「PLANETES」 {/netabare}
--------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)6、★(良回)13、☆(並回)7、×(疑問回)0 個人評価 3.9
OP 「Dive in the Sky」
ED 「Wonderful Life」