アニメ記「脱力視聴」 さんの感想・評価
3.4
物語 : 2.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
~っぽいアニメ
ももいろクローバーのOPとEDは作品にあってないように思える。
何話に何が、とかラストは、など中身そのもののネタバレを避けるということで感想のみで。
全話を「原作未読の状態で」視聴しました。
26話もあるのに物語について構成に問題があると感じ、2クール目から散漫な印象のため
納得いかない分だけ物語評価点は低くしてます。(構成の不満は下記に) 13話で終わってたら4点でしたが。
登場キャラクターは魅力的で、設定はいいのにもったいない感じです。
海賊ものだと期待して見始めたものの
「力づくで奪い取る、撃ち合い上等の本格派海賊もの」ではないです。
派手な撃ち合いをする、暴力と硝煙、「いかにも海賊」という作風を期待すると
肩透かしにあう。(あった)
さすがに2クール目最後あたりにもなるとシリアスなエピソードが入ってくるが
開始から続けて20話以上スリリングではないと感じたので唐突さを覚える。
全体を総合するとシリアスさは薄い作品。
13話の中盤=そのままエンディングへで終わっていれば区切りとしてよかったかと。
以後の話、13話以降は新たに別の時期に2期として仕切りなおしたほうが
盛り上がっただろうと感じた。
なぜかといえば8話から展開して12話でクライマックスという感じを
覚えたため。
それまでの7話で盛り上げる下準備が出来ていましたので。
13話は真ん中までは最高な12話の余韻を残したいい流れ。
エンディングになだれ込むにはいい頃合だったのに。そのまま終わればよかったのに。
確かに7話から続く8~13話の中盤までの4話+ちょっとはすばらしかった。しかしその後が・・。
26話で1作品という捉え方をして見ている場合は14話から21話までの話のせいでそこだけ中だるみしている感じ。
7話も使っていながらそれがラストに向けた伏線や盛り上げ材料を
撒いているわけでもないように思えるので。
14話以降21話まで7話、ずっとが全体を通しての物語の軸作りなどのどうしても必要な演出のために
動かしたのではなくただ登場人物を使ったイベント回をさせただけというか。(掘り下げ回ではない)
うまく言いにくいか。 13話終了前のあれなしでそのままエンディングになればよかった。(次の仕事を出さずに)
これが21話後の次回予告(22話の)を見た時に唐突さを感じる原因かと思う。
あと、マミ役は演技が稚拙。(発声とか言葉の力のこめ方というか。感情がこもらない演技)
登場人物の掘り下げもあまりないなと。 クルー、女学院生徒の掘り下げが足りない。
最後まで見た感想は「2期がなくこれで終わりならかなり中途半端だろうな」。
釈然としない感じが残るものでしたね。 いろいろちぐはぐで、続きは原作読んでくれって感じで。
佐藤氏以外の脚本回がだめな印象。