蟹チャーハン さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
見終えて、神様のメモ帳って、なんだっけ?と思うふ
実は二周目。ただ、最初のエピソードしか覚えていなくて、再確認で通しでみてみました。
だから今回もすぐ忘れてしまうかもしれませんw
普通の高校生の主人公がクラスメートを通して風変わりなロリ探偵少女とその仲間たち
と知り合うことで、ヤクザとも義兄弟の契りを交わし(といっても組長は20代前半のイケメン!)
交流を深めながら、街につきもののトラブルを解決することに~。
ただまぁ、起きる事件というのが援助交際やドラッグ絡みであったりと割とヘビーなもので、
実際、彼の手に負えるのかどうか、仮に解決しても不自然にみえないかで評価が分かれそうですね。
若者たちが夜の街に集いし物語といえば池袋ウエストゲートパークやデュラララが思い浮かびますが、
それ系と思っておけば間違いないかと。
異能とかなしで現実味のあるストーリーラインで勝負な作品です。
上記作品との違いは、主人公くんが一貫して誠意大将軍に徹したことか。
悪ぶれせず、好青年キャラのままで押し通しました。
一見無害にみえるけど、己が正義感と真実を知りたいという欲望のままに突っ走り、
事件関係者の知られたくない過去も納得するまで食いついたら離さないタイプ。
主人公の思い=視聴者の興味 となれば成功か。
毎回誰かしらの怒りを買って、痛いほうの壁ドンされてますが、これはもう自業自得ですねw
脇を固めるキャラが個性的だったのは意外な収穫。
若き組長はじめラーメン屋の女店主、イケメンくんに豪腕キャラ、戦争オタクのみんながみんな、
実におもしろそうな背景をもっていそうで興味がありました。
ただ、1クールの宿命なのか、若き組長と女店主の過去エピソードまでしか
掘り起こせずに終わったのが惜しかったかな。
とあるエピソードで紹介されるキャラの過去背景がおもしろかったし、
もっと人情絡みの話を盛り込んでくればよかったのにとも。
結局のところ、雑多な人が行きかう東京であろうと田舎であろうと、
作品として描くと人間ドラマに行き着くと思いますしね。
まぁ、ロリ探偵のスーパーハッカー級の腕前がチートすぎるという指摘があっても納得ですが、
それを言い出すと都会の渋谷だろうが池袋だろうが、そんなに怖くも危なくないよ
という大前提の崩壊がはじまりますんで、愛嬌くらいに思っておけばいいかとw
そもそも、この手の作品を見て、細かいところまで覚えておくことが難しいですからね。
雰囲気アニメとしては十分じゃないかと。(そしていつか不確かな記憶のまま不毛な三周目に…)
ところで、神様のメモ帳の意味ってなんでしたっけ?
ロリ探偵が中二っぽいセリフを吐きすぎるからか、タイトルが意味深なのに
まったく印象に残らない作品でもありました。