うち. さんの感想・評価
2.8
物語 : 2.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
ホラーと思ったでしょ?残念コメディーでした!
納鳴村、そこは社会のしがらみが無い理想郷。そこで人生をやり直すために男女30人がバスでその村に行く話。
キャラが多くて覚えるのが大変なのはSHIROBAKOで経験したのでなんとかなりそう(無理に覚えないという対抗策)なんだけれども、それが物語に良い化学反応を起こしているかどうかは微妙なところ。
謎を積み上げてどんどん話が面白くなる…という段階ではなくどんどん収集が付かなくなりそうで不安。
◯考察とか(四話まで)
・納鳴村は死後の世界?
バスツアーメンバーは実はバス事故で生死を彷徨う状態になっていて山を降りる=息を吹き返すのではという説。納鳴村というのはメンバーが作り出した理想の田舎(集合的無意識みたいなアレ)なのかもしれない。では何故不安要素となる幻覚とか正体不明の獣の声とか聞こえるのかが問題になってくる。
・納鳴村=異世界?
村民が居なくなったのは異界に取り込まれてしまったからという説。根拠としては突然居なくなったが如く村が空っぽの状態だったという自分でもイマイチだと思う。納鳴村という場所がそういう怪奇現象を引き起こしやすいのかはまだ不明、異世界だから正体不明の物体が現れる、という考察。
どれも違う気がする…
◯最終回まで観た感想
散らかった物を急いで風呂敷に収めようとして、なんとか収めたもののポロポロと物が落ちていった感じだった。
結局のところ、こはるんが急激に老いていく父親(神様)をなんとかするべく父親のナナキを探そうとしたけれど見つからないから、颯人のナナキで実験して父親のナナキを呼び寄せよう!というのが今作の元凶、こはるんの動機。
でもこの計画は父親が村に来れない時点で頓挫しているんだけどそれはどうなんでしょうね…父親はもう村に心残りが無いようですし、こはるんの行動は無駄だったと感じました。
最後は下山組と残留組に分かれ物語は幕を閉じます、残留組はこはるんの研究に協力する形になりました。
村に残り続ける為の条件としては「ナナキを受け入れない」のがあるのですが、残留組はナナキを受け入れず怯えながら暮らすのでしょうか?それは生きた心地しないと思うのですが…
下山組はナナキを受け入れたのかどうか怪しい状態(光宗、真咲などのメインキャラは受け入れている)で下山というもやもやした感じで終了。
明らかにキャラが多すぎて捌き切れていないのが初期から予想されましたが、案の定でした。せめて半分の人数だったら良かったかも。
こはるんは何も痛い目に合わなかったというのも物語の展開としてはダメだと思います、しかも研究続けられるというおまけ付き。
前住民どこ行ったんでしょうね、ここら辺の細かい伏線は投げっぱなし。
異界という見方は合ってたのでそこは満足、考察が一番面白かった。
◯まとめ
恵まれたスタッフとはなんだったのか、なんだったのか…