「ミッキーのミニー救出大作戦(アニメ映画)」

総合得点
計測不能
感想・評価
5
棚に入れた
32
ランキング
7902
★★★★★ 4.3 (5)
物語
4.1
作画
4.8
声優
4.0
音楽
4.1
キャラ
4.5

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ネタバレ

なる@c さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

メタ的な視点において新旧ミッキーの共存は成る

『アナと雪の女王』と同時上映された本作。

出だしは俗にいう昔のミッキー、つまり有名作でいうところの『蒸気船ウィリー』時代のミッキーからスタートする。モノクロで、フィルムのノイズも再現されている。

ミニーに一目惚れしたピートはアプローチを仕掛けるが、ミッキーと共にからかわれてしまう。するとピートはミニーを誘拐し、ミッキーとクララベル・カウを視聴しているこちら側に投げつける。すると白黒の画面を破って3Dフルカラーのミッキーがこちらに飛び出してくる。今まで観ていた映像は、映画館でスクリーンを通して観る映像だったのだ。観客もいるようで、一際高く飛んだカウが観客のナチョスやポップコーンをめちゃくちゃにしてしまう描写もある。ミッキーが初めて自分の服が赤いということに気付くなど、とても面白い。

ピートがスクリーンを指でふさいだため。ミッキーとカウはあちらの世界と断絶されてしまった。今作は、ミッキーと仲間たちが2つの世界の中で試行錯誤して、ミニーをピートから救い出すという物語だ。

各所に散りばめられているメタ的要素が楽しい。
スクリーンを縦方向に回転させると、天地がひっくり返る。
横方向に回転させると、時間の巻き戻し、早送りができる。
一回ずつ回転させると、コマ送りができる。
また、突然iPhoneの着信音が鳴ってミッキーがそれを慣れた手つきで操作するなど、親しみを持たせる表現も忘れていない。

その他に語ることはあまりない。
ウォルト・ディズニーの肉声が収録されているということくらいか。
あとはみんなで協力してピートをボコボコにして、終わりだ。
ちょっとやり過ぎではないかとの声もあるが、この画期的な演出のために犠牲になってもらったと思えば良い。どうせ他の作品でもろくな目に遭っていないのだから。

楽しい6分を過ごせた。

投稿 : 2016/04/29
閲覧 : 302
サンキュー:

4

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