退会済のユーザー さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
仕事が学校が憂鬱な日にみたい。 夢を作る人間たちのドラマで超リフレッシュ!
アニメ製作の裏側が知れる。そんな動機で視聴していた白箱ですが
単なるお仕事アニメでなく、奥深い人間ドラマが描かれていました。
白箱の魅力について語らせてください
ひとことで説明するならタイトルに書いたままですw
①登場人物が放つ個性
このアニメは非常に登場人物が多いです。
長編の連続ドラマ並みではないでしょうか
しかし、キャラの顔と名前、人間性までしっかり把握することができる
それが可能だったのはナゼか?
実在のアニメ関係者がモデルになっている点が大きいのでしょう
アニメのキャラクターを作る場合、どうしても複数のキャラクターを作ると
個性がキャラ被りしてしまいます。キャラメイクする際に考え付くであろう
性格は30人でも難しいのではないでしょうか?
白箱の場合、庵野監督をはじめ水島努監督、
水島清二監督、岩波美和音音響監督ほか、
製作会社の自社内スタッフなどに、実在のモデルがいたからこそ
個性をしっかりつけることができ、それぞれの人間ドラマを描くことが
可能だったのではないでしょうか。
②作品のテーマ
「夢を追いかける人へのメッセージ」
この作品では理想を追うことを肯定も、否定もしません
台詞にこめられた素晴らしいメッセージ
・トライ&エラーなんて言うけど、日々トライ&トラブルだね
・結局うまくて情熱がある人しか残れないのかも
現実の仕事、人生が厳しいものだということを描いた上で
・失敗も貴重な財産でしょうが
・続けないと仕事って面白くないから
・俺さ、自分の進むべき道が最初からみえていたわけじゃないんだ。
気がついいたら、今ここにいる。それだけ
劇中で苦しい姿を見て、同情をおぼえ共感していたからこそ
メッセージに心を打たれます
白箱名言集がつくれそうです。
③劇中作の製作現場の描写
アニメ製作の過程が描かれる作品なので
仕上げまでの過程が描写されているのですが
作画、背景美術、声優さんの演技などの演出まで
プロの仕事が遺憾なく発揮されたアニメーションが見ることが
出来ます
アニメ製作に携わる方の労力とこだわりが知れてありがたいです
・さいごに
登場人物のキャラデザイン、個性が大好きなアニメで
主張がぶつかり合う、太郎と平岡がじぶんは好きです
理想の先輩である杉江さん。女の子のキャラはちょっと
書ききれないです。。それくらい魅力的な子が溢れています
泣きあり、笑いあり、癒しも感動もある高品質な人間ドラマが
白箱だとおもいます
視聴語にすこし、夢に近づけたかな?って気持ちになれる
名作ですので、ご覧いただけましたら幸いです。