keylove さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
一話目からびっくりしました。え?なんで?って。エロスです。
あにこれで仲良くさせてもらってる人から薦められたので
さっそく観てしまいました。
まあ題名ぐらいは聞いたことがあったし、ちょっとした設定も知らなくはなかったので、完走ぐらいはできるだろうという感覚でしたけどね。
一話目:いきなり僕の想像の斜め上を行かれてしまって、驚愕というか裏切られた感はんぱないというか、ほんとびっくりしました。
作画をそれほど評価するつもりはないんですけど、でもこの琴浦さん可愛いんです。
あにこれで出ている画像を見る限り、ほっこりって感じで気楽に見られて、琴浦さんのことや他のヒロインのことを好きになって終わりでしょう。
って思ってたんです。
でもなんですかこれ。
一話目からこれですか。
もう観ないわけにいかなくなりました。
つまりは引き込まれたんですけどね^^;
この琴浦さんには秘密があるんですね。
それが一番重要なことなので書いておきます。
完全にネタばれですから注意してください。
{netabare} この琴浦 春香という主人公の高校生は、人の心を読むという超能力を持っています。これは平凡な学園ドラマなので、異能とかそういうんじゃなくて、むしろ悲しい能力なんです。この琴浦さんだけが、生まれついた時からその能力を持っていて、幼い頃から人の心にあることを口に出しては人を困惑させ、時に傷つけ、そして自分は化け物あつかいされて、いる場所をなくしてしまいました。
両親でさえ、娘のこの能力を気持ち悪がって逃げていってしまいます。
この一話での琴浦 春香ちゃんの絶望の表情はすさまじいものがありましたね。ひぐらしに似てるような気がしました。それぐらい切迫したものを表現されています。 {/netabare}
そんな琴浦さんは、転校した先で一人の男子生徒の隣の席に座ることになりました。
ここまでの切り口とは違って、この男子生徒がまあなんせエロスで、裏表のない性格である意味で救いようがないバカで、琴浦さんは唖然とします。
今までに出会ったことがないような人だったので。
ちょっと気になったのはエロとかスケベじゃなく、エロスって表現されていること。
エロスってね。。。笑
で、最初はその男子をうっとうしがって、避けようと必死になります。
でもそうしながらも少しずつ心を開いていくんですけど、次にまた新しい仲間となりうる生徒が寄ってきます。
上級生のESP研究会とう部の部長と副部長が琴浦さんの噂を聞きつけて近寄ってきたんですね。
何か裏がありそうなこの研究会と二人の存在。
怪しいんです、もう何もかもが。
それでも琴浦さんは今まで出会った人たちとは違うものを感じます。
ここで思いましたけど、
僕はこういうの無理です。
{netabare}自分の心をいつでも読まれてるなんて耐えられません。だからといって、相手を化け物扱いはしませんけどね。
{/netabare}
みんなどういう心の持ち主なんだろうと、関心するやらご都合主義だと思うやらでした。
ちょっとした心の声でさえ届いてしまうんだもの、いくら仲良しでいたって、言葉では言えないような汚い心になっちゃう時だってあるのに。
それでも物語りは冒頭のくだりをくつがえすがごとくに進んでいきますけど。
でも琴浦さんにはやっぱりいつもの困難が訪れます。
{netabare}
今まで必ず経験せざるを得なかったイジメです。
陰湿なイジメに琴浦さんはやっぱり今までと同じかもってなるんだけど
{/netabare}
でも、バカな男が救ってくれるんですよね。
バカだけど、バカすぎて本当にいい奴。
男キャラを見て、天使だ!って思ったの初めてかもしれません。
それぐらい良い奴でした。
そのメンバーみんなが所属するESP研究会は実質なにをやってる部なのかわからないんだけど、それが琴浦さんや他のメンバーたちにもとても意味があり有意義で、活路を見出せるものになってるんですね。
ということで、もう一人メンバーが増えます。
この増え方は紆余曲折、波乱に満ちた展開からなんですが、感動しました。
それ以外でもそうなんだけど、これに引き込まれるとジーンとすることがあると思います。
悲しい気持ちや、うれしい気持ち、そのすべてで泣けるかもしれません。
こうやって五人が集い、物語はさらに展開を見せていきます。
アニメって人数が奇数の方が成功してるような気がしますね。
概ね五人ぐらいがよさそうです。
事件があったり、自分の過去と向き合ったり、少し成長したり。
そういう姿をヒロインたちみんなが見せてくれるところがいいですね。
淡い恋心を持っていて、それを伝えられない純粋な気持ち。
三年生でスタイル抜群、大人の雰囲気を持った生徒でさえそこまで初心なのがこういうアニメの見所ですよね。
もうみんな好きになっちゃいますよ笑
そうこうしている中でも琴浦さんはお母様のことを忘れないんですね。
幼い頃に言われた言葉はトラウマになってるんだけど、それでもお母様によせる思いはきれいで愛おしくて、ちょっと泣けますね。
お母様とのエピソードも割りと良いですよ。
こんな感じで、笑い、感動、悲しみ、などの要素がありますが、ギャグに関しては笑えない人は笑えないかと思います。
人を選ぶような笑いのように感じたので。
ではキャラ紹介しておきます。
伏せますけどね。
{netabare}
琴浦 春香(ことうら はるか)-金元寿子さん
本作の主人公でESP研究会部員の高校一年生。
背が小さくて胸も小さくて、天然さんという萌えキャラです。
自分の能力で苦しみながら生きてきたのが守りたい要素抜群です。
cvの金元寿子さんは、デュラララ!!、ココロコネクト、落第騎士の英雄譚、など多数で大活躍されています。
この琴浦さん役では花澤香菜さんに声が似てたなあ。
真鍋 義久(まなべ よしひさ)-福島潤さん
本作のヒーロー?的な存在のおバカなESP研究会部員の高校一年生。
初めて春香と会った時から何かを感じており、いつも一人でいる春香にさまざまな形でアピールし、友達になろうとする。
裏のない性格は素晴らしいがエロスに塗り固められた性格は呆れられている様子。
cvの福島潤さんは、弱虫ペダル、SHIROBAKO、この素晴らしい世界に祝福を!、などで活躍されています。
御舟 百合子(みふね ゆりこ)-花澤香菜さん
本作のヒロインの一人でESP研究会の部長で三年生。
容姿端麗、スタイル抜群、成績優秀という何を取っても文句のないヒロインなんだけど、ちょっと正確破綻してるところも少々あり。
cvの花澤香菜さんは、物語シリーズ、新世界より、PSYCHO-PASS サイコパス、など多数で大活躍されていますね。
この作品の花澤さんはけっこう地に近い感じがしました。
ラジオの花澤さんはこんな感じ。
室戸 大智(むろと だいち)-下野紘さん
ESP研究会の副部長で、成績は学年トップ。
ただ、身長が低く、見た目はちょっと破綻している節あり。
でも頭脳明晰で冷静沈着、みんなのことを一番よく見ている。
でも、自分のことにはとても鈍感なのです。
cvの下野紘さんは、ef - a tale of memories.暁のヨナ、デュラララ!!×2、など多数で活躍されています。
森谷 ヒヨリ(もりたに ヒヨリ)-久保ユリカさん
本作のヒロインの一人でESP研究会の部員の高校一年生。
春香のことを嫌っていて、様々な仕打ちをしていたが、ある時の事件がきっかけで、自分がしたことを悔いるようになり、春香と仲良くなりたいと言って友達になる女の子。
cvの久保ユリカさんは、ラブライブ!、最弱無敗の神装機竜、大家さんは思春期!などで活躍されています。
{/netabare}
あと、音楽も良かったですね。
オープニングテーマ
「そんなこと裏のまた裏話でしょ?」
作詞 - 西直紀 / 作曲 - hirao(SpiralS) / 編曲 - mukai(SpiralS) / 歌 - 中島愛
エンディングテーマ
「希望の花」
作詞・作曲 - 川嶋あい / 編曲 - 齋藤悠弥 / 歌 - 千菅春香
これはシカゴの「素直になれなくて」が始まるのかと思っちゃったけど。
「素直」(第11話)
作詞・作曲 - Castella / 編曲 - 窪田ミナ / 歌 - 中島愛
下の二つは泣けますよ。
ということで、薦めてくれた人ありがとうございます。
他の人にもおススメできます。