disaruto さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
みんなちがって、みんないい
制作は動画工房で原作は漫画です。
ジャンルは萌え・日常系です。
大食い娘の小田切双葉、元お嬢様の西川葉子、腹黒委員長の葉山照。
三人の女子高生を中心に描く、スクールライフ。
いわゆる「きらら原作の日常系萌え」アニメ。
最初はピリッとしなかったけれど、尻上がりに調子を上げたと思います。
今期は尻下がりな作品が多かったのも、好印象な要因ですw
まずOP。
本作の出来の良さのうち、OPが7割を占めている気さえしますw
どこを切り取っても“カワイイ”ですが、個人的には双葉の「謎・手の動き」を推したい。
興味があればyoutubeか何かで見てみるのもよいですね。
本作最大の特徴は、性格の悪さが垣間見えるキャラ(ほぼ全員?)がいるところ。
でも「わるいところがあってもいいじゃない。にんげんだもの。」と感じられる爽やかさ。
この傾向は主要キャラだけでなく、サブキャラにもあります。
みな何かしら腹に一物ある感じですが、嫌味がましくないさじ加減。
流石に長期連載しているだけのことはあって、バランスがよいです。
視聴開始時に期待していた毒々しさも中盤以降だんだん出てきたのもプラス。
人間関係の強弱が、じゃんけんみたいで見ていて面白かったw
あと日常系では珍しく、ずっと不仲なキャラもいたりします。
大体そういうキャラってツンデレ化するのですが、本作では微塵もそんなことはなかったw
不仲で共存するというねw
加えて、主要キャラに百合っ娘がいない。
最近の日常系のトレンドですけれど、原作が何年も前から連載しているから、多少はね。
総括して、期待値は低かったものの楽しめた秀作でした。
ストックはいくらでもあるのだから、二期を期待しちゃいます。
どうでもいいですが、双葉ちゃん胃袋ブラックホールかわいい、葉子さまに罵倒されたい。
嗚呼、「汚れつちまった悲しみに」…。