宮島 蒼 さんの感想・評価
2.4
物語 : 2.5
作画 : 2.5
声優 : 2.0
音楽 : 3.0
キャラ : 2.0
状態:観終わった
卑屈な作風は苦手です
テーマは性悪説・・?
人間には善の気質も悪の気質もあるというのは人並みに理性能力を判定できる人なら誰でもわかる筈なので哲学的という観点から観ると非常に浅いと感じてしまいました
ルーシーは人類を根絶やしにするために生まれてきたようです。人間の性が悪だからなのでしょうか。エピソードとしてはわんこを虐殺するシーンと少女が義父に性的虐待(?)を受けるシーンがありましたね。ただ、これもショッキングなだけで、メッセージ性が弱いです。その証拠に感銘を受け、心に刺さるようなセリフが一つもありませんでした。
しかも、ルーシーはちょっと寂しいところを人間の男の子に優しくされただけでコロっと落ちてしまいます。ここの展開がもっと上手ければ評価が変わったかも。
哲学的という噂を聞いていたのとOPがエロティックだったのでバタイユの述べているような「残虐性と聖性について」とかそこら辺がテーマなんだと思って視聴しましたが、卑屈さだけを感じる作品でした