要 塞 さんの感想・評価
4.7
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
正義面した権力に、抗う者たち
放送時にはノーマークの作品でした。
それが、これほど面白いとは・・・
世界観と設定が自分の趣向にドストライクでした。
オリジナルアニメでこんなぶっ飛んだ企画が通るなんてw。
日本も捨てたもんじゃないですねえ。
物語自体は黄金の設定である、主人公がもめ事に巻き込まれる系です。
このジャンルでは一風変わった新境地を開いた作品となったのではないでしょうか。
魅力的なのは、主人公が所属させられるのが悪の結社? であるということです。
反権力的な物語は数多ありますが、どれもが重苦しく、設定も難解。
視聴するのに相当な気合が必要となります。
その点この作品は、現代の東京的なよくわからない世界観、
コミカルなキャラクターたち、思わず突っ込みたくなるぶっ飛んだ展開など、
頭を使わずに、純粋に笑って楽しむことができます。
また、無駄に手の込んだ組織設定や、気合の入った高クオリティーの作画、
最終回に近づくにつれ加速するスリルな展開も味わい深いです。
そして、視聴後、改めて思いました。
こんなアニメーション、日本でないと成立しないんだろうな、と。
ホント、日本に生まれてよかったよ!
世界征服という、途方もなく下らない野望に命を懸ける、
{netabare}不老の {/netabare}幼女と、家出中の少年との出会いから始まる物語。
怖いもの見たさにでも、暇つぶしにでも、野望実現の参考にでも、
是非、ご視聴ください!
{netabare}続編が制作されないのは、きっと、現在進行形で征服を実行しているからでしょう。征服完了後は是非とも続編を! {/netabare}