退会済のユーザー さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
「これはゲームであっても、遊びじゃない。」 ガチでした
原作を読んでいないじぶんは1話視聴後に
こんな展開を予想していました。
現実世界で警察が介入して関係者を逮捕する
サイバーポリスが仕事するんだ!!
どうして、こう考えていたのかというと
警告を無視して家族がナーヴギアをはずしたことで200人が
死んでおり、ニュースにもなっていると聞いたからです。。
大事件ですよね?ゲームプレイ中は外の世界では全く動けないわけで
食事は取れないし餓死者がでると思ってました。。
ゲーム世界に集団監禁とか新しい。。
ナーヴギアって製作元、流通経路が全く追えないんですね
ゲーム内で死んでしまうと現実でも死んでしまう
せっかくなら現実世界がどのような状態になっているのか
外の混乱も描いたとしたら、もっと面白かったのではないでしょうか
・ストーリーの魅力
閉じ込められたゲーム世界でゲームクリアをし、
生還することが大筋のストーリーですが
淡白にならず、見所がありました
序盤で魅力がしっかり伝わりますので少し書き出します
1話でゲーム内の姿にリアルの容姿が反映されたシーンが
とても面白くて視聴を決定づけました
「え?お前男だったのか」とかね。。
オンラインゲームをやったことがある人なら
やーめーたげーてーよー(泣)って思いませんでしたか?
3話はSAOの魅力がよくわかる回
一人で攻略をすすめる主人公キリトがサチに出会い
仲間の大切さ、大切人を守る意義、命についてを
キリトが考え、決意する描写があり
主人公らしく踏み出す一歩となった大切な回だったと思います
・恋愛
キリトとヒロインの繫がりの描き方は
惹かれあう恋というより、すでに結ばれた者同士の
愛でした。
交際までの心理描写を追う形より、完成した絆を
視聴者が見守る形だったことは作品のテーマにあっていますし
何よりほほえましい
・敵役の魅力 茅場
じぶんは茅場も主人公だと思います
人間の可能性が見たいという大それた欲求。
優れた人間だからこそ小さな欲のためには動かない
常に高みを目指す人間性は歪んでいたとしても
物語のもうひとりの主人公だったのではないでしょうか
・舞台変更のスムーズさ
全25話ですが、冒険の舞台は2つなので
舞台は途中で移動します。
この繋ぎ方が実にスムーズ
話の流れを途切れさせるのでなく、敵役のバトンタッチを
タイミングよく入れることで更に物語にハマりました
後半の敵役、須郷は私欲まみれの悪党であったこそ
視聴者はどう退治されるのか続きが気になりましたし
ラストでは爽快感が味わえました。
ゲスい須郷役の子安さんハマリ役ですよね
・さいごに
設定は破綻がなく、難解でもない
視聴者の想像力を刺激する適度さ
テンポよく脇役の魅力で繋ぐストーリー
主人公キリトの大切な人を守る信念のブレなさ
ストーリーの面白さこそアニメの魅力だと教えてくれる
素晴らしい作品だと思います