fluid さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
かなり面白いけど、終わり方の底が浅い。
2072年、次元コイルによって無限のエネルギーを手に入れた人類。
その技術を生み出した博士が残した謎のアンドロイド。
コイルの暴走事故、隠蔽。
とても面白かったのですが、最後の謎明かしが微妙でした。
終わってみると内容の薄い作品だったのだなとガッカリ、あれなら疑問の謎解きをせずに終わらせてくれた方が良かったかな。
{netabare}
博士はなぜ殺されたのか?→不明
博士が残した緑色の光を放つコイルは何か?→不明
不正コイルを辿れという博士の遺言、、
ルーザーのセリフ「不正コイルの製造場所を知ることは裏社会でもタブーとされている」
けっきょく不正コイルが何なのか分からずに終わりましたね。
それを辿った先がイースター島という終わり方も意味が分かりません。
ハルカ・シーマイヤーは究極のコイル、ジェネシスを取り戻すのに必死になってましたが、もう一度作り直すことはできなかったのか?
最終話はなんのために戦ってるのか微妙でした。
確率論による多世界解釈を4つ目の次元と表現するのはちょっと違うのではないかな、と思いました。次元はあくまで人が現象を理解するための道具であり、実在するものではないのにその辺りの理解も適当すぎますね。アニメではそれも有りだと思いますが、シュレディンガーとか具体的なワードを出してくる割には底が浅いなと感じました。
とても良いアニメなのですが、終わってみるとちょっと微妙。。。
12話を見ない方がこのアニメを好きなままでいられた気がします。
{/netabare}