ヤマザキ さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
懐かし新しい!
いや~~、テレビ放映を待ちましたねぇ。もともと小学生の時に旧作の「宇宙戦艦ヤマト」(1974)を夢中になって観たのが、本格的にアニメを観る原体験だった私。今思い起こせばその1974版は、設定は矛盾だらけ、穴だらけ。何も知らないから感心して観てられたけど、後になるとその矛盾点や穴が気になって、さらにはそこがギャグ化してしまって、なんというか、ヤマトのことを語ること自体が禁忌になってしまっていたような気持ちすらしていたんですよね。
それが、今度のヤマトでは可能な限り矛盾点や穴を解消していくっていうのだもの。それよりなにより、あの懐かしいヤマトやヤマトの仲間達がまた観られるんだもの、しかも、21世紀の優れたアニメ技術を用いてですよ。そりゃ興奮しますよ。
「七色星団」でのドメルとの対決くらいまではほとんど完璧でしたね。でもその後はちょっと減速。{netabare}惑星レプタポーダのエピソードとか「いらんなぁ」と正直思ったし、イスカンダルのいわゆる「水着回」もこれまた「いらんなぁ」と。ガミラス本星での決戦はさすがに興奮したし、最後のデスラー襲撃もまあまあだったけれど、{/netabare}最終回にむけてのまとめ方としては今ひとつだったように思います。
でも懐かし新しい気持ちで半年間楽しませてもらったのは事実。前半の興奮で終わり際の小さな失望をカバーさせていただき、高得点を付けさせていただきます。
そうそう、続編「2202愛の戦士たち」が制作決定だそうですね。ん、出渕監督じゃないのですか?う~~ん、一抹の不安が・・・。
期待半分、覚悟半分で待たせてもらおうと思います。