RFC さんの感想・評価
2.9
物語 : 2.5
作画 : 2.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
放送時間帯を誤った販促アニメ
キャラデザは
和月弘伸さん(るろうに剣心の作者)
萩原一至さん(BASTARD!!の作者)
ということで視聴開始しました。
どちらもジャンプの黄金時代を支えた方ですね。
【作品概要】
鉱石に強い興味を持つシュン。
ある日父親の会社を訪れた際、突然エンドラというファンタジーの世界に
転移する。現代地球に戻るため、シュンの旅が始まる。
【作品に対する感想】
うーん。取り立てて可もなくといった印象でした。
日曜朝8時とか、子供向けの時間帯に放送すればファンも増えたような気がします。
個人的にはあまりに酷くて1クール目に一度断念しました。
アニコレのレビューで後半はそこそこというのがありまして、どうにか完走できました。
1)物語
何と2クールあります。前半のグダグダ感で、絶対1クールと思ってました。
1クール目はシュンは地上に戻るため、エミリオは父の敵を討つため、
バベルという地上への転移装置へ旅をします。
割と命がかかった状況にもかかわらず子供の喧嘩を繰り返す主人公二人が
ダメダメ過ぎて見ていて苦痛でした。
2クール目は放置されると思っていた疑問点が意外と表に出てきて、
確かにちょっと展開が面白く感じられました。
地上人のシュンがなぜ化宝具を使えるのか とか。
2)キャラ
ダメ尽くしな中で唯一よかった点が、主人公達を見守る大人たち。
イグナーツのリーダー、デメトリオは導くわけでもなく、
放置するわけでもなく、子供たちの選択をそっと見守っています。
結果、エミリオは腐ることなく成長の一歩を踏み出せました。
3)作画
エミリオの服装は男性キャラでありながら際どい露出をしていて
萩原一至らしいなと思った反面、女性キャラの露出に対しての感覚が
マヒしていると気づかされました。
海女の萌キャラに「露出が多く性的だ」との批判が出たことに対し、
「どこが?」と思っていましたが、その時点で私の感覚はマヒしていた
ということですね。
それから気になったのは戦闘シーンがかなりしょぼいです。
他作品の凄い剣戟の描写に慣れてしまってたせいかもしれません。
とどめはラスボス。
20年前くらいの年少向けアニメ化と思うくらいの酷いデザインでした。
4)突っ込みどころ
{netabare}
①スイッチを押したら即爆発する手榴弾型強力爆弾
自爆テロにしか使えないと思われる超兵器。
真面目な顔して「持って行ってくれ」とか言ってたことに
余計吹いてしまいました。「殺す気か!」
②上記爆弾の使用結果
超巨大ラスボス 爆死
ズー族の猛者ギドロ 爆死
人族の科学者パスカル【非戦闘員】 割と元気
おかしくない?
③遠距離攻撃のフェリクスの特攻
突然ラスボスに対し、無策で近接戦を仕掛けた結果、
フェリクスをかばった仲間2名が戦闘不能に。
何の必然性があってそうしたのか全く意味不明でした。
④仕方ないとはいえ育ての親殺しておいてあっけらかん
仕方ないとはいえ酷過ぎる息子でした。つ_T)
{/netabare}