かさい さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
本気の新規カットで震えろ!!
TVシリーズの総集編という形態の劇場版。
今回は総集編ということで、数値化せずに評価していく。
・TVシリーズ13話の構成が非常に素晴らしかった
パンフレットにもあったように、今回の構成は久美子と麗奈中心に話が進むようになっている。また、尺の関係上丸々カットされた話数も存在する。
総集編なので構成面では期待はそこまでしていなかったが、逆に今作でTVシリーズの構成がどれ程素晴らしかったかを痛感することになる。
【TVシリーズを見まくった故に変化に敏感】
TVシリーズはとにかく見まくった。故に、細かな修正や新規カットに即座に気づくことが出来た。このレビューでは、内容面の変化以外について触れたいと思う。
・新規カットと作画修正
演奏カットを中心に新規カットは豊富だった。
演奏シーンでは必然的に、演奏するキャラとその楽器を描かなければならなく、またそのカロリーは想像を絶すると思われる。それでも、劇場版として新規に追加してくださった京都アニメーションには頭が上がらない。
その迫力とクオリティには鳥肌が立った。楽器描写は然ることながら、演奏描写も際立っていた。コンテ担当は山田さん。呼吸の感じがたまらない。
・撮影処理
高尾さん曰く、少し手を加えたらしいが少しどころでは無いように思える。
印象的な修正は、楽器に映り込んでいる青空。楽器が動くと必然的に映り込んでいる空が変化する。高尾さんらしい見事な処理。
新規カットにもらしい処理が加えられている。その点でも見所はあるかもしれない。
・脚本修正
微々たるものではあるが、一定のシーンでは修正が施されている。
個人的にはTVシリーズがベスト。
・音響修正
劇場にてご確認下さい。
・再アフレコ
全く別の演技になっていた。
新鮮ではあるものの、もはや感情表現が根本から違うので違和感を感じざるを得ない。新鮮さはあったものの、変化が大きすぎてかなり気になった。
まだまだ変化や修正箇所、新しい見所はあるはず。
前売り券が後4枚...。