ダレイオス さんの感想・評価
2.9
物語 : 2.0
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
流石にパクリアニメだと思いました。
ファンタジーものかと思ったらいきなり主人公のルクスが
ヒロインの風呂場を覗いてしまう、よくありそうな出会いで
個人的に主人公とヒロインの出会いのシーンは大切だと思う自分から
言わせてもらえば、もう少し独自性のある出会いは出来ないのかなと思いました。
これではいい思い出になりませんし
プロの制作者がオリジナリティーの欠片もない展開をやるのには
逆に驚きではありますね。
ハーレム萌えアニメのジャンルとしてあるのはわかりますが
それでも、個性というものを出さないと、いけないと思いました。
そしてルクスはドラグライドという機械兵器の学校に通うことになるのだけど
例のごとく女性しかいなく、都合よく入学出来る展開で
さらに、その入学を気に入らない風呂場を覗かれたヒロインと
ドラグライドというパワードスーツで勝負するという
もはや様式美な流れには逆に驚くしかないですね。
ドラグライド自体、どっかで見たパワードスーツで
作画自体パクリ元が描いているんじゃなのかな?と思いました。
うーん、これでは流石にパクリアニメだと思いました。
まあ1話なんで、それなりには作画は動いていましたけど
個性はないので、どうしても二番煎じな内容で微妙な面白さにしかなってないかな
さらに、この戦闘でヒロインが主人公に惚れるキッカケがあったりで
この戦闘後の流れは予想がつくのでどうもテンプレをこなしていただけかな
ヒロインが主人公に惚れる過程があるので
このあと手のひら返しで主人公に惚れるのにも、ある程度は納得は出来るものの
作り自体は独自の面白さはなかったですね。
このチョロインぶりはもはやギャグとしか言いようがなく
ある意味笑えました。
まあヒロインは可愛いし、テンプレて以外は話自体はおかしくはないので
テンプレ的な面白さでいい人には問題ない作りにはなっているのではないでしょうか
個人的にはこの内容なので流石に評価的には低空飛行な開始でした。
2話以降も7年ぶりに偶然再会した幼馴染が偶然学校にいたり
テンプレだな・・・の展開が続きますね。
主人公に惚れてしまったヒロインや幼馴染との萌えイベントが発生したり
萌えアニメが好きな人には楽しめる内容だったのではないでしょうか
この手のアニメにありがちな女の子達が主人公を私物化する展開は気になりつつも
萌えアニメとしてのキャラクター描写はいい方なので
キャラ萌えとしてならまずまずでした。
舞台設定自体はテンプレって以外はファンタジーな世界観で
300年圧政をしていたが滅んでしまった帝国の王子が主人公で
その主人公が現在新王国側の人間として生きていく過程で
それなりに苦労人と考えられるシーンもあったりでキャラにドラマはありました。
ヒロインの1人は現在実権を握っている新王国の姫で
新しく建てられた王国の姫だけあって、過去には色々あったりで
それがストーリーにいかされれてたりするので
ストーリー自体はちゃんとあるのでストーリーの本筋はそこまでは悪くないと思います。
敵はかっての帝国の残党だったりで、わかりやすく
主人公は、その中で翻弄される構図はいいとは思いました。
そしてテンポ
ストーリーは序盤に結構伏線を張っていて早めに回収する
ストーリーのテンポがいい展開をやりつつ
さらにヒロインキャラの掘り下げはストーリー上でやっているので
テンポの良いストーリー展開は楽しめたしヒロインキャラは魅力的に見えました。
そんなヒロインのために、困ったヒロインを主人公が助ける展開はテンプレではあるものの
話の作りはおかしくはないので見れない内容ではなかったです。
ただしヒロインの掘り下げがいいのは、そのヒロインのシナリオの時だけで
そのヒロインのシナリオが終わると、とたんに空気になり
ヒロインキャラの使い捨て感は強い。
他のヒロインのシナリオで前のヒロインが目立つのはよくないのはわかるけど
サブキャラどころかモブキャラレベルまで扱いが降格しているので
キャラクターの扱い自体はあまりよくないと思う。
もう少しヒロイン同士での横の繋がりがあれば
こんなことにはならなかったんだろうけど
そういった部分が上手く描けていないのは大きかった。
幼馴染のヒロインのシナリオ以降は、かなり詰めすぎていて
展開がかなり適当だったのは痛いかな、死にそうなキャラが
いつの間にか治っちゃってるし、雑な展開だと感情移入しずらいです。
後半はテンポの良さよりは雑さが、かなり目立っていました。
もう少し丁寧にしないと面白さには繋がらないと思うのだけど
詰め込むだけ詰め込んだ展開なので、いつの間にか色々終わっていたと
感じる部分が強くて、バタバタしていただけだと思う。
最後もこの手のアニメではお馴染みのシリアスなので
終わりは無理やり感はありましたね。
とりあえず最後はよくあるアニメの義務をこなした感じでした。
あと最弱と名乗っているわりには、結局これも「俺強い」だし
どうも戦闘自体は楽しめませんでした。
もう少しドラマのある戦いが見たかったです。
最終話なんかは、あらすじでは「絶体絶命の危機」とか書いてあるのだけど
結局は「俺強い」だし
これが熱い戦闘とか見せ場があれば、いつの間にか終わっているとか
マイナスに感じなかったと思うので、その辺の工夫が見たかった。
作画についてはキャラデザインは何人かはどっかで見たことがあるようなで
そんなに真新しさが無いキャラデザインは多かったけど
嫌いではないですね。よくいるキャラに似せているだけあって
似ているんだけど可愛いなと思えるキャラデザインでした。
キャラの作画も思ったよりは安定していました。
キャラ萌えアニメとしては十分な作画レベルはあった。
戦闘シーンはそれなりに動いていたけど、演出がいいとかは
思わなかった。所詮パクリなのでとりあえず動かしてみただけで
面白いとかは思わなかった。
流石に作画2.5以下は付けないけど満足な作画というには苦しいですね。
声優さんについては、リーシャ役のLynnさんはあまり上手くない所が
ありましたが、声はキャラに合っていました。
それ以外のキャラは声は合っていたし演技力も感じられました。
アイリ役の声優さんは上手いなと思ってから
小澤さんでしたか・・・個人的に贔屓している声優さんなんですが
毎回微妙に演技を変えてくるのでキャスト見るまで小澤さんだとは
気付きませんでした。
よくあるアニメで、どっかで見たような作風で真新しさは
なかったけど序盤は舞台設定自体はまずまずで
伏線を回収するのが早いのでテンポのいい展開は
それなりには楽しめました。
キャラ萌えとしては良かったと思える場面は多かった。
ただヒロインも次第に空気になるし、終盤近くからは雑な展開が続き
無理やりまとめたのは不満ですね。