ハヤブサ さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
「‥ッダ‥‥ッダダダダ‥」
三森すずこさんが歌うユニバーページと、優しいつくりのOPが素晴らしかったです。
また、パロディーシーンの「ッダ‥ッダダダダ‥」BGMが、私のツボをついてきました。こういうしょーもない演出に弱いです。
最大の魅力がミュセル‥非の打ち所がないヒロインです。ペトラルカもいいキャラなんですが、「旦那サマー」って健気についてくるミュセルの前には霞んでしまう。圧倒的ヒロインでした。個人的に、このキャラは満点です。
作中で、慎一が言った
「毒だって使い方次第で薬になる。見た目が変だろうが、その判断を自分の責任でできるのが大人だよ。中身を知りもしないで有害だの下劣だの言う奴なんか、最低の大馬鹿ヤローだよ」ってセリフが良しです。偶然にも、後輩の趣味をけなしてた人に、「人の趣味をけなす資格は◯◯さんにはないと思う」なんて言った数日後に、この回だったので(笑 ‥なんか笑えました。
(あくまで人様に迷惑かけない範囲で)
偏見や差別なく、好きな事を素直に話したりできる、無垢で、寛容なこの優しい世界観が、とっても微笑ましく思いました。引きこもりの世界も、一つの文化にしちゃって、良いとこ悪いとこをおかしく表現していました。楽しかったです。
最終話のペトラルカ、カッコ可愛かったです。良作だと思います。
欲を言えば‥(最近の異世界ものもそうですが‥)「メイドだぁー」「幼女だぁー」って相手そのものは見ず、その容姿と自分の妄想世界だけで、相手をキャラ決めつけをするのがイタく思ってしまったのと、
ラスト、慎一が告白をして終わって欲しかったのと、(ミュセルの笑顔がみたかった)
シリアス展開よりもそのまま、慎一と異世界の交流ストーリー路線で、いっちゃって欲しかったです。
こんな、好きなことに素直でいられる世界なら、慎一の、ずっとそのままいたい気持ちは理解できました‥(ミュセルもいるし)