ninin さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
昭和の雰囲気が妙に暖かい
原作未読 全13話 1話のみ1時間
昭和の大名人と言われる師匠に弟子入りした主人公与太郎のお話と、その師匠が若かりし戦前・戦後の落語界を性格が対照的な2人を通して描く作品です。
1部・2部となっていて、1部が初回の1時間で昭和30年代のお話、2部が戦前戦後のお話でで2話~13話で語られております。
話数でわかりますが今回は戦前・戦後のお話がメインとなっています。落語に対する苦悩、挫折、栄華、友情、色恋沙汰まで丁寧に描かれていました。{netabare}(みよ吉さんが不憫に思いました。二人が亡くなるシーンは切なかったですね。){/netabare}
また、メインの落語シーン、お話も上手いのですが、身振り手振りをカメラワークなど補っていて飽きさせませんでしたね。演出が見事でした。
{netabare}
落語はきちんと最後まで聞いたことはないのですが、まさかアニメで落語を最初から最後まで聞くことになるとは思いませんでしたw
{/netabare}
落語というお話がメインのこの作品、石田彰さん、山寺宏一さん、関智一さん、林原めぐみさん、そして落語大好きの小林ゆうさんと豪華でベテランの声優さんでしたね。
経験したことのない時代、知ってはいますが詳しく知らない落語と、色々と知らないづくしの作品ですが、かなり引き込まれた作品でした。
2期も決定してますので、続きを楽しみしています^^
OP 林原めぐみさんが歌っています。作詞・作曲が椎名林檎さんということで、艶な感じの曲になってますね。
ED 音楽のみ、トランペットの音が耳に残り何故か懐かしさを感じさせる曲でした。
最後に、この作品の鍵となる落語{netabare}(野ざらし){/netabare}がありました。一度本物の落語家さんから聞いてみたくなりましたね。