ポッチャマン さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
カラフルに色づいていく
前々からここでのランキングがうなぎのぼりに上がってきていて気になっていた作品。作画演出はやっぱり凄いの一言。演奏のシーンは流暢に指が動くだけで神アニメを予感したw 音楽ものだけど、爽やかな青春を描いていてとても心が洗われるようなシーンが多い。思わず観ていていいなーと思ってしまうほど。(自転車で走っていくとことか)
主人公の公生が抱えていた母の死によるトラウマはかなり暗く、モノトーンに描写されていて、しかも結構中盤まで時間をかけてやっているからちょっとイラつきそうになったけど、でもそれだけ葛藤してるからこそ、訣別のときのせつなさはこっちにも伝わってきて、良かった。ただ、漫画のようなギャグ絵になったりするところはいらないかな。後半はとくに病院のシーンくらいはもう少し丁寧な会話でもよかったと思ったけど。
かをりはヴァイオリンの天才で演奏がとても力強く感じた。特に11話くらいからポエムや大人びた名言ばっかりで中学生には見えなくなったw {netabare}でも最終回には今までのかをりの言動の意味がわかって鳥肌が立った!公生との出会いが偶然じゃないこととか。似た者同士じゃんとか思ったとき病院で確かにかをりがそう言ってたなーと。椿も渡もみんな悩んでるのが伝わってくる。(公生鈍すぎマジでw){/netabare}
演奏についても公生の調子が良いときと悪いときの弾き分けがすごいなと思った。確かに音楽で伝えられる想いがあるんだなと。
ストーリー展開にそれほど驚きはないけど、タイトルの意味を特に後半は気にしながら観るといいと思います。ポエム調の名言が多く、個人的には多すぎて、耐えかねそうになったかけど、何か悩んでる人はこの作品に何か惹かれるものがあるんじゃないかなと思います。