ローズ さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
磨けば光る原石達
沢渡楓(さわたり ふう)、塙かおる(はなわ かおる)、岡崎のりえ(おかざき のりえ)、桜田麻音(さくらだ まおん)の仲良し4人組の女子高生の日常がメインの作品。
作中では広島県竹原市の街が綺麗に再現されています。
そのことが最も分かると思えるのが街並みをライトアップする祭り「憧憬の路(しょうけいのみち)」です。
竹筒の中のロウソクの灯りだけでなく多くの竹を使った祭りなのですが、一度は行ってみたいと思わせるぐらい幻想的なシーンでした。
一番のメインは「わたしたち展」でしょう。
何かをしたいと思って即行動を起こせるのは若さの特権でもあります。
何をしたらいいのか模索するのもいいのですが、行動しないと何も始まりません。
作中では主要人物の趣味・特技を取り上げて「わたしたち展」を開いていますが、麻音の朗読劇に一番のチャレンジ精神や行動力を感じます。
麻音は おとなしい性格のために普段は口笛を使っていますが、朗読劇となると自分から話をしなくてはいけません。
観ている人に対して「何かをしよう!」と思わせる場面でした。
女子高生の日常を描いていますが、各々にやりたい事が見つかって目標に向かう姿勢には見習わないといけません。
いつまでも子供のままでいる事はできないですし、成長して大人になってからでは色々と制約があり できないことも多くなります。
DVDの特典映像は声優さんのファン向けでしょうか。
ただし、7巻目に5.5話を入れるのはサービスなのか小銭稼ぎなのかは判断するのが難しいです。
OP曲
「おかえりなさい」
普段から使っている挨拶「おかえりなさい」という言葉ですが、声をかけてくれる相手や場所などがある事は幸せであるように思います。
自分の身近に幸せがあるという事を認識するのに不幸な立場にならないと気づけないという事は日本が平和なだけでしょうか。
挨拶することにより周りの雰囲気が良くなり 気分のいい日々が過ごせる事は周知の事なんですけれどね。
……というような解釈を曲調とタイトルだけでしました。(本当は歌詞を追わないといけないのですが^^;)
仲良し女子高生や竹原の街並み、ももねこ様などを観ながら日常生活の疲れを癒す見方ができるかもしれません。
正しい見方かどうかは分からないですし人によっては癒されないかもしれないのですが、自分はいい具合に眠くなりました。
(悪い意味ではなく、癒されて眠くなるという事です。)
聖地巡礼(広島県竹原市)が某国営放送で取り上げられるなど、今までアニメを敬遠していた人に対してネガティブなイメージを払拭できる作品であるように思います。
以下の文章は心の声なので正式な発言ではありません。無視してもらって結構です。
{netabare}同じカメラを取り上げていても 最低な出来のフォトカノとは えらい違いだな~{/netabare}