みかみ(みみかき) さんの感想・評価
3.1
物語 : 2.5
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:途中で断念した
雁屋哲の感性こそがある意味で国宝級
雁屋哲…それは『美味しんぼ』の原作者であり、同時に『野望の王国』の原作者でもあります。
「暴力こそが、最強!!!」
そう考える彼の社会思想は、非常にかっこいいバカバカしさにあふれています。好意的に言っても、500年前の社会思想です。
雁屋さんのびっくりするところはたとえば、「海原雄山」というキャラクターです。あれはわがままな困った人…というわけではなく、雁屋さんの書いているものを読む限りあれは、雁屋さん本人の人格の反映に近いのではないか…と思われるフシが少なからずあります。あれは、いっちゃったオヤジじゃないんですね。
海原雄山の優れたツンデレ描写についてはこちらのページに詳しい
ttp://www.geocities.jp/disjunctive2/c-kaibara1.html
『美味しんぼ』は料理に関するやや抽象度の高い議論が多く、そこらへんがこの作品の独自性を成り立たせていると思うのですが、まあ、とにかく雁屋哲さんのオリジナリティの高さは極めてすばらしいものがあります。
雁屋哲には、今後も精力的に頑張って欲しいとおもいます。